DISCASレビュー

アデル/ファラオと復活の秘薬

　2010年　フランス　劇場公開：2010年7月3日

 スタッフ　監督、脚本、製作：リュック・ベッソン、原作：ジャック・タルディ

 キャスト　ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック、ジル・ルルーシュ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　  　　　　　ジャン＝ポール・ルーヴ、フィリップ・ナオン、ニコラ・ジロー、　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　ジャッキー・ネルセシアン、ロール・ド・クレルモン　ほか

1911年、エジプト。妹の命を助けたいフランス人ジャーナリストのアデル（ルイーズ・ブルゴワン）は“復活の秘薬”の手掛かりをつかむが、宿敵のマッドサイエンティスト、デュールヴー（マチュー・アマルリック）に阻まれてしまう。ちょうどそのころ、パリでは博物館の卵の化石からジュラ紀の翼竜がかえり、人々を恐怖に陥れていた。

タイトルからすると古代遺跡でのアドベンチャー作品をイメージしてしまいますが、実際、冒頭あたりではミイラを手に入れるために遺跡に入り、墓荒らし対策の仕掛けをクリアしたり金貨泥棒と戦ったりと、それらしい展開は」ありますが、蓋を開けて見れば古代動物やミイラをよみがえらせるという妙なファンタジーであります。舞台は冒頭以外全てパリ市内で、アドベンチャーよりミステリー作品です。あくまでもコメディ作品として観れば、それなりに楽しめます。