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2025/08/20 13:47

三大怪獣 地球最大の決戦

三大怪獣 地球最大の決戦

 1964年 東宝 劇場公開:1964年11月20日

スタッフ 監督:本多猪四郎 製作:田中友幸 脚本:関沢新一 音楽:伊福部昭 撮影:小泉一

     美術:北猛夫 特技監督:円谷英二

キャスト 夏木陽介、星由里子、小泉博、志村喬、ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ)、黒部進

     、若林映子、伊藤久哉、平田昭彦、佐原健二、伊吹徹、野村浩三、田島義文、天本英世、

     小杉義男、高田稔、英百合子、加藤春哉、沢村いき雄、富田仲次郎、大友伸、石田茂樹、

     中山豊、大村千吉、松本染升、鈴木和夫、青空千夜、青空一夜、池谷三郎、中島春雄 他

1965年、日本は異常な温暖異変に襲われていた。××放送「20世紀の神話」取材班進藤、直子は、この異常現象をテーマにキャンペーンをしようと連日大奮闘。そんなとき、金星人を自称する女予言者、サルノ王女が現れ、地球の大変動を告げた。サルノ王女の予言は当った。阿蘇火山からラドンが復活し、北極海からはゴジラが眠りからさめ行動を開始した。そして、さらに金星を死の星とした宇宙怪獣キングギドラが現れ、地球は大混乱におちいった。

ゴジラとモスラに加えて、もう一体のスター怪獣であるラドンが合流し、そこに東宝特撮史上最大の脅威ともいえる宇宙怪獣キングギドラが初登場して激突するという、タイトルに恥じない規模のオールスタームービー。隕石から飛び出した炎が形を変えてキングギドラとなる出現シーンは必見の名場面として有名である。また、本作の怪獣のスーツアクターの配役には諸説あり、スタッフの記憶も曖昧で一致したものがない。そして本作品の特撮では、キングギドラの操演と合成が大きな見どころとなっていて、操演にはたいへん工夫が要されたうえ終盤の三大怪獣との戦闘シーンでは1つの画面に納まりきれなく撮影には「苦労した」と話している。もう一つの特徴であるキングギドラの光線(引力光線)は、合成担当の飯塚定雄と円谷英二が何度もやりあって雷状の光線になったとのことである。

ちなみにキングギドラはギリシャ神話におけるヒドラ、ユニコーン、ペガサスを組み合わせたイメージを持った怪獣だそうです。

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