ストーリー

「アルマゲドン」（1998年）のオリジナル・スコア・サウンドトラックは、マイケル・ベイ監督のSFアクション映画を彩るトレヴァー・ラビンとハリー・グレッグソン＝ウィリアムズによるダイナミックな音楽が特徴。ブルース・ウィリスやベン・アフレック演じる掘削チームが地球を救うために小惑星に挑む物語を、ラビンの力強いオーケストラとギター、シンセが融合したスコアが盛り上げる。「Armageddon Suite」は、壮大なメインテーマで映画の英雄的雰囲気を象徴し、「Harry & Grace Make Peace」はアコースティックギターと弦楽による感動的なシーンを演出。「Launch」や「Asteroid Chase」は、アクションの緊張感を高める。特にラビンのYES時代（「Owner of a Lonely Heart」）の影響が感じられるロック風アレンジが特徴的。全体として、映画のスリルとドラマを音で体現した名盤だが、単体では一部曲が映画の文脈に依存する印象も。90年代アクション映画のファンやラビンの音楽を愛するリスナーに最適。