Discover us

取材・イベント

そぜシネマ
2025/01/27 21:15

香港バブルの盛者必衰!重厚金融エンタメ『ゴールドフィンガー』を観よ!!

こんにちは!
そぜシネマです。
 


自分の人生を変えた【映画】の魅力を
『旅』『ワイン』『トリビア』のかけ合わせで紹介していきます。

 


 

久しぶりにあの時の感動と興奮が蘇ってきました。

 

 

本作はアジアの二大レジェンド“トニー・レオン”と“アンディ・ラウ”が『インファナル・アフェア』シリーズ以来 20 年ぶりのW主演を果たし、1980年代の香港⻩金時代を豪華絢爛に再現した極上金融エンタメ超大作。

 

『インファナル・アフェア』(シリーズ)で香港映画の素晴らしさにハマった20年前。
あまりのクオリティの高さにハリウッドではマーテイン・スコセッシ監督が『ディパーテッド』を、日本で羽住英一郎監督が『ダブルフェイス』としてリメイクされたほど。

 

そのクオリティを高めたのは紛れもなくトニー&アンディの迫真の演技によるもの。

 

そんな二人が『インファナル・アフェア』シリーズの全脚本を手掛けた”フェリックス・チョン”とタッグを組んだとなればもう観る前からして

 

『A~CHI~CHI  A~CHI!!!』

 

と言ってしまいそうでございます笑。

(ポスターでも二人の共演をあえて”競演”と表現している所にまた因縁の対決を連想させますね)

 

すこし取り乱しましたが、日本時間1月24日全国劇場公開の映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』オンライン試写に招待いただきましたのでネタバレ無しでその魅力をお伝えしていきます!

 

製作年 :2024年
製作国 :香港・中国
上映時間:126分
監督  :フェリックス・チョン
キャスト:トニー・レオン、アンディ・ラウ

配給  :カルチュア・パブリッシャーズ

 


あらすじ


金と欲望が渦巻く 80 年代香港。100 億ドルを騙し取った<凄腕詐欺師>と、それを追う<執念の捜査官>がいた̶イギリスによる植⺠地支配の終焉が近づく香港。身ひとつで入国した野心家の男、チン・ヤッイン(トニー・レオン)は、悪質な違法取引を通じて徐々に香港に足場を築いていく。そして 80 年代株式市場ブームの波に乗ると、資産 100 億ドルの嘉文世紀グループ立ち上げに成功、時代のレジェンドとなる。一方、汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユン(アンディ・ラウ)は、チンの陰謀に目を付け、その後 15 年間にも及ぶ粘り強い捜査への道のりを歩み始めていた。人命も価
値を失うほどの大金が動く、マネーゲームの代償を負うのは果たして誰なのか。そしてチンとラウの駆け引きの行方はいかに̶。

 


みどころ


【香港版:『ウルフ・オブ・ウォールストリート』さながらの実在人物描写】

 

当時の香港バブルを追体験させてくれるほぼ実話ベースのストーリー。
調べるとこの時代は80年前半頃。
という事は日本のバブルより前だったのかと気付く。

 

どちらも実際に経験していない私としては
当時がいかに熱狂と混乱の異常な時代だったかを体験させてくれて非常に面白かった。

 

その中でフォーカスされるのは嘉文世紀(グループ)の創業者・程一言(チン・ヤッイン)。


実際の佳寧集団(Carrian Group)の陳松青がモデルである。

 

はじめは害虫駆除と観光事業に従事する中堅企業だったが、
不動産に携わってからはチン社長の破天荒振りがエスカレートし汚職、不正会計、詐欺、
果ては殺人まで手を付けていく。

(c)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

それは正に『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの様。お互いに【金】が人を狂人化させていくストーリーで重ねて観ると各国の金融バブル時代を比較出来て面白い(一方日本のバブル関連作品は数あれど、金融バブルを直球で描いた作品は心当たりが無い。もしご存じでしたら本作と合わせて観たいので是非ご紹介を笑)。

 

 

【トニー・レオンとアンディ・ラウの再競演】

やはり、この二人である。

(c)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

二人の存在を確固たるものにした『インファナル・アフェア』シリーズから約20年。
前回の潜入捜査官VSマフィアの潜入対決から
今回は凄腕詐欺師VS金融捜査官

 

再度お互いを”追う側、追われる側”の逆転な立場として競演している。
キャラクターや表現方法も派手で破天荒なトニー・レオンの怪演と冷静沈着にロジカルに詰めていくアンディ・ラウの陰陽がいいアクセントを生んでいるのでその対比に注目しながら観ていただくとより見応え十分なダイナミックな鑑賞が出来ると思う。

(c)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

【二人を囲む超豪華キャストの妙】

(c)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

こちらはトニー・レオンとアンディ・ラウを囲む主要キャストのビジュアルポスターであるがいずれも物語で主要なキャラを演じており、その人物像を端的に表現するセリフが描かれている。

特に紅一点で元女子少年院を経験した秘書の張嘉文(チュン・カーマン)役、シャーリーン・チョイの存在感が際立つ。

 

“私のひと声で100万ドル上がる”

 

そのセリフにぴったりなチンの右腕であり同様に抱く狂気と欲望の心はラウ捜査官のみならず周りの人物にも強力なインパクトを与えている。

(c)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved
(c)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

【総製作費70億円超えのVFX, CG を駆使した映像美】

とにかく映像が美しい。
画面一杯に乱れ飛ぶ大金、チンの不動産ビジネスが各国で発展してくシーンを矢継ぎ早にCGで表現していく技術は必見。

 

その他にも要所要所でスペクタクルに展開していく映像美と迫力ある音楽は
次第に変貌していくチンと冷静に追い詰めていくラウの対決劇を最大限に引き上げている。

 

これは激しく劇場での鑑賞をオススメしたい。

(c)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved
(c)2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

いかがだったでしょうか。
 

香港が2025年本気を出して日本に送り込む金融エンターテイメント映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』是非劇場へ足を運んでいただき、当時のバブルの高揚感を体感してほしい。

 

劇場公開は2025年1月24日です!

 


『ゴールドフィンガー 巨⼤⾦融詐欺事件』 
監督・脚本︓フェリックス・チョン『インファナル・アフェア』シリーズ(脚本)、『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』(監督)
プロデューサー︓ロナルド・ウォン
エグゼクティブ・プロデューサー︓アルバート・ヤン、ジェン・ジーハオ、アレックス・ヤン
出演︓トニー・レオン、アンディ・ラウ、シャーリーン・チョイ/サイモン・ヤム、カルロス・チェン、マイケル・ニン、フィリップ・キョン、アレックス・フ ォン、タイ・ボー、チン・ガーロウ
2023 年/⾹港・中国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題︓⾦⼿指/英題︓The Goldfinger/126 分/G/字幕翻訳︓神部明世
©2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved
提供︓カルチュア・エンタテインメント、博報堂 DY ミュージック&ピクチャーズ
配給︓カルチュア・パブリッシャーズ
宣伝︓スキップ
公式サイト︓https://www.culture-pub.jp/goldfinger
公開表記︓2025 年 1⽉24⽇(⾦)TOHO シネマズ⽇⽐⾕ほか全国公開

コメントする