DISCASレビュー

カッツ
2025/12/01 07:36

ホバリー夫人とパン屋

2014年に公開されたフランス映画で、文学好きのパン屋と魅力的な隣人たちの交流を描いた作品である。予告編では、森の中でパン屋の主人が女性の背中に手を突っ込む場面があり、官能的な映画を想像させる。しかし実際には、その女性の背中に蜂が入り、パン屋が助けている場面であった。予告編に騙されたような気分になったが、作品の内容は全く異なる。

官能映画を期待すると裏切られるが、文学好きのパン屋が空想を広げる姿がユーモラスで面白い。村の人々とのやり取りや、文学作品を通じて現実を彩ろうとするパン屋の姿は、フランスらしい軽妙なコメディとして楽しめる。

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