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私の好きな映画

わたげ
2024/05/29 15:02

リバイバルで観れてよかったもの

今映画館でリバイバルで何がかかっているか気になってしまう最近のわたげです。

この頃、レストアされたり、応援上映だったりと、昔の作品が劇場で見やすくなっているとても幸せな環境。新作もチェックしながらと思うと身体がいくつあっても足りません。


昨年大好きな映画『レオン』を劇場で観れたのは本当によかった。

そこでお題は、これまで観たリバイバルについてで行きたいと思います。

 


 

1.臨場感溢れる宇宙船体験『インターステラー』

2.レンタルで見つからなくてやっと観れた『ゴーストワールド』

3.YUSUKE CHIBA IS FOREVER『ミッシェル・ガン・エレファント "THEE MOVIE" -LAST HEAVEN 031011-』

4.スクリーンで映えた『ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア』

5.新しい発見だらけ、好きを更新した『レオン完全版』(ネタバレ若干含みます)

 

 

1.臨場感溢れる宇宙船体験『インターステラー』

インターステラー / マシュー・マコノヒー

一度はDVD鑑賞してたんですけどTENET公開時に、IMAX上映でのリバイバルがあったので劇場へ。画角も広くなり宇宙にぽつんと漂わされているような感覚に。

そして、音もすごかった。宇宙飛行中に船体に当たる塵なんかが、今外の船体の右上らへんに当たったよな?みたいな錯覚させられるくらいに細かな調整がされていて、没入観がすごかった。

 

船体になんかカチカチあたる音に奥行き感ありました

 

 

2.レンタルで見つからなくてやっと観れた『ゴーストワールド』

この組み合わせが個人的に好き。イーニドのパンクスっぽいファッションが特に

昨年思いがけずかかっていたので、すかさず席を予約して駆け込みました。色鮮やかなお洒落な世界観が良かったです。00年代以降、日陰者にスポットを当てる青春映画の潮流の原型的な作品だったに違いないと思います。このひねくれた感覚は誰しもがどこかに抱えているのかもしれないなぁなんてぼんやりと思ったり。不思議な後味の良作でした。

一人で観に行った自分が、終わったあとに当作の館内特設展示を見ていたら、同じようにお一人様の男性に声かけられて、シャッターを押して欲しいと頼まれた。レベッカとイーニドのボードの横で撮ってあげます。

イーニドがつけた仮面のレプリカが撮影用に置いてあり、せっかくだからとそれをつけてもパシャり。

こーゆう仮面ね

はたから見たら、いい歳のおじさんで…さながらシーモアな感じの自分がキャッキャはしゃいでいた嬉し恥ずかし体験となりました🤣

3.YUSUKE CHIBA IS FOREVER『ミッシェル・ガン・エレファント "THEE MOVIE" -LAST HEAVEN 031011-』

劇場に飾られてたポスター

追悼として期間限定の上映、それも爆音で。観たくなかったけど、観なくてはならない一作でございました。

場内のセッティングは爆音も爆音。Live開始、一音目がかき鳴らされた瞬間から、鳥肌が全身に駆け巡って

チバさんのシャウトで涙腺が決壊してました。間違いなくロックで頂点に立ち得るフロントマンの1人だったと思います。超絶楽しくて淋しさも感じた2時間。エンドロール終わってもなかなか立てなかった。帰りたくなかったなあ

 

 

4.スクリーンで映えた『ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア』

ミニポスターもらえたん嬉しい

ザラッとした質感で、エッジの効いた90年代らしい画作りに魅了されました。

クライムムービーだけど、あっけらかんとしていて、爽やかですらあります。

主演2人の演技が絶妙にいなたくて良いし、ドタバタしてるうちに深まるコンビ愛に、女性だってきっとキュンとしてしまいそう。

コメディとアクションと泣きの配分がすごい調和が取れてる。コクのあるスープのような傑作です。

 

 

5.新しい発見だらけ、好きを更新した『レオン完全版』(ネタバレ若干含みます)

レオン<完全版> / ジャン・レノ


通常版で何回も観てるけど、完全版で映画館で観れるなんて、至福の時でした。

スクリーンで観る、大きい音響で聞くからこそ気付けた事がたくさんあって、好きな度合を更新してしまったです。

スクリーンにドアップで映るマチルダの美しいこと。今でもキレイなお姿を知ってるからこそ、さらに思います。

スターになるべくしてなったんやなあ

あと、エリックセラの劇伴の重低音が腹に響くのがすごくて、緊迫感あるシーンをより一層高めてた。

⚠️ここより下は、内容にも触れてます

細かい演出の技も光ってたなー

シーンが切り替わる所で前の場面と音が被さるようにされていたり、状況の説明を画で見せるスマートさも気づきがあった。

例えば、スタン達がマチルダ一家の部屋にガサ入れする時に、スタンがカプセルを噛み砕いて飲んだ後、クラシック音楽の話をする場面。

楽しいミンティアの食べ方として知られる名シーン

スタンがカプセルを噛んで飲む→マチルダ家の父親がなんらかの薬を水で流し込んでる→クラシックの小噺を部下に披露する→母親は風呂入りながら音楽聞いてる場面が挟まれてて、マチルダ一家の日常と、物騒な連中の来訪という非日常が並列的にリンクさせ、嵐の前の静かさを端的に表していて、感服させられました。

他にも細かいところで、説得力を加える些細な描写があって、登場人物の行動に奥行きを持たせてる気がしました。

何度観ても色褪せないやっぱり大好きな一作です。

本当にリバイバルで観れる幸せをとしみじみ感じました。

見逃したリバイバルで悔しかったのが

『ナイトオンザプラネット』

『台風クラブ』

『バッファロー66』

『レザボアドッグス』

をもう一度スクリーンで観たかったと思うし、ハーヴェイ・カイテルが好きなので

『テルマ&ルイーズ』

『ピアノレッスン』

『バッドルーテナント』

も観てみたかった💦

みなさんは見に行きたいリバイバル作品はありますか?

自分は絶対行く予定なのが『パリ、テキサス』です。ヴィム・ヴェンダースの代表作。昨年の監督作品『PERFECT DAYS』が素晴らしく好きだったので観てみたかったので待望の劇場公開。楽しみすぎです。

午前十時の映画祭での公開 パリ、テキサス / ハリー・ディーン・スタントン
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1 件の返信 (新着順)
さっちゃん
2024/05/31 23:34

 初めまして幽霊シネマニストのさっちゃんと申します。
 これらの作品を劇場でご覧になられたとのこと、羨ましいです。
 ご覧になった中で私が鑑賞したのはDVDでの『インターステラー』と『ノッキング・ヘブンズ・ドア』のみ。『レオン』は劇場で観ましたが完全版ではありませんので尚更です。
 『レオン』ではスタンを演じたゲイリー・オールドマンの切れっぷりが怖かったです。その分、レオンの冷静でいて心は熱いというキャラクターが活きていました。確か惹句が「凶暴な純愛」だったと記憶しております。激しい恋愛映画でもあったと思います。
 『レザボア・ドッグス』はタラちゃんの監督デビューにしてブレイクした作品でもありますが、私がその存在を知ったのはすでに劇場での公開が終わってからでした。DVDで鑑賞しましたが闇の中、銀幕での鑑賞はまた違った感想があるのではないかと思います。ハーヴェイ・カイテルがお好きなら『スペース・サターン』というゲテモノもございますが微妙でしょうかね。


わたげ
2024/06/01 23:53

コメントありがとうございます。
新作も追いながらリバイバルも予定考えると、身が持たない💦
レオンの冷静さいいですよね。冷静沈着に仕事をするシーンが超クールですが、マチルダとの暮らしの中で純粋さのギャップが表出してくるのが素敵です。
スタン、視線が怖いです。急にぶちギレスイッチ入るのも恐ろしい…
レザボアドッグス、あんなにチープな感じで、かっこいいし面白いとか卑怯だと思いました(笑)スティーブブシェミもいいです。
スペースサターン、予告編だけ試しに見てみました!エンドスケルトンみたいなのが追ってくる?のが怖そうでした💦アナログな感じでした🪐