k.a
2025/07/23 21:57
エリン・ブロコビッチ / サントラ 洋画オリジナル
「エリン・ブロコビッチ」(2000年)のサウンドトラックは、スティーヴン・ソダーバーグ監督の伝記ドラマ映画を彩るトーマス・ニューマンの繊細で力強いスコアが特徴。ジュリア・ロバーツ演じるシングルマザー、エリンが大企業を相手に環境訴訟に挑む物語を、ニューマンのピアノと弦楽、アコースティックギターが情感豊かに表現。「Useless」や「Hinkley」は、エリンの不屈の精神と庶民的な生活を軽快に描き、「Malign」は企業の暗部を不協和音で強調。シェリル・クロウの「Every Day Is a Winding Road」は、エリンの自由奔放な性格を反映し、映画のエネルギーを高める。全体として、映画の人間ドラマと社会正義のテーマを音で体現した名盤だが、単体では一部曲が映画の文脈に依存する印象も。ニューマンのファンや実話ベースのドラマを愛するリスナーに最適な一枚。
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