DISCASレビュー

k.a
2025/08/12 19:24

ハロルド・フライのまさかの旅立ち

『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』(2023年、英国、原題:The Unlikely Pilgrimage of Harold Fry)は、ヒュー・ボネヴィル主演、ヘティ・マクドナルド監督のヒューマンドラマ。レイチェル・ジョイスの同名小説を原作に、引退したばかりのハロルド・フライ(ボネヴィル)が、末期疾患の旧友クイーニーからの手紙を受け取り、彼女が入院するホスピスまで870kmを徒歩で旅する物語。妻モーリーン(ペネロープ・ウィルトン)との関係や過去のトラウマが旅を通じて明らかに。

感想:ボネヴィルの温かみのある演技と、英国の田園風景が織りなす穏やかな感動が魅力。ハロルドの旅は、自己発見と贖罪の象徴として心を打ち、妻との和解のシーンは静かなクライマックス。ただし、ストーリーはやや単調で、結末が予測可能との声も。

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