ストーリー

「バーティカル・リミット」（原題：Vertical Limit、2000年）のサウンドトラック（スコア盤）は、マーティン・キャンベル監督のサバイバル・スリラー映画を彩るジェームズ・ニュートン・ハワードによるダイナミックなスコアが特徴。クリス・オドネルやビル・パクストン演じる登山者たちがK2での救出劇に挑む物語を、ニュートン・ハワードのオーケストラが緊張感と壮大さで表現。「Utah」や「Three Years Later」は、打楽器とブラスの迫力で山岳の過酷さとアクションを強調し、「Peter’s Jump/Tom’s Heart」はピアノと弦楽で感情的なドラマを演出。批評では、最初の半分が特に高く評価され、ジェリー・ゴールドスミスを彷彿とさせる力強さがあるとされる（）。全体として、映画のスリリングな展開と山の荘厳さを音で体現した名盤で、単体でもアクション音楽として楽しめるが、一部は映画の文脈に依存する印象も。登山映画やニュートン・ハワードのファンに最適。