DISCASレビュー

k.a
2025/12/19 07:39

教皇選挙

『教皇選挙』(原題:Conclave、2024)は、エドワード・ベルガー監督によるミステリー・スリラー。ロバート・ハリスの小説を基に、ローマ教皇の死去後、システィーナ礼拝堂で隔離された枢機卿たちが新教皇を選ぶ「コンクラーベ」の舞台裏を描く。

首席枢機卿ローレンス(レイフ・ファインズ)が選挙を執り仕切る中、リベラル派ベリーニ(スタンリー・トゥッチ)、保守派テデスコ(ジョン・リスゴー)ら有力候補の野心、陰謀、スキャンダルが次々と発覚。土壇場で現れた謎の枢機卿ベニテス(カルロス・ディエス)が情勢を揺るがす。イザベラ・ロッセリーニのシスター・アグネスも鍵を握る。

密室の緊張感、投票の駆け引き、予想外のひねりが魅力。聖職者の人間味あふれる政治劇として、娯楽性が高く引き込まれる。アカデミー賞脚色賞受賞(8部門ノミネート)、Filmarks平均3.9点と高評価だが、ラストの衝撃で賛否両論。

宗教や権力の内幕に興味がある人、ミステリー好きにオススメ。日本公開は2025年3月20日、興収10億円超のヒット。くしくもフランシスコ教皇死去と重なり、再注目された作品。

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