『ジュラシック・ワールド 復活の大地』- 哲学を問う、究極のアトラクション体験!
陸、海、空。あらゆる場所から、予測不能の恐怖が襲いかかってくる。2025年夏、ジュラシック・シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド 復活の大地』は、観客を飽きさせる暇を一切与えない、まさに「究極のアトラクション映画」でした。
しかし、本作はただのパニック・エンターテイメントではありません。個人の利益か、世界の利益か。そんな哲学的な問いを、恐竜という圧倒的な存在を通して私たちに突きつけます。
ストリーは、ある目的のため、人類は再び恐竜の島へ足を踏み入れる。それは、貴重な恐竜たちのDNAを採取し、新たな薬を作るという、諸刃の剣ともいえる危険なミッションだった。
究極のアトラクション体験!4DXの“血しぶき”に絶叫
私は今回、3D4DXで鑑賞したのですが、その没入感は想像を絶するものでした。
特に、登場人物が恐竜に食べられるシーン。顔に水しぶきが飛んできた瞬間、まるで本物の“血しぶき”のように感じて、思わず声が出るほどドキッとしました。(少しゲンナリもしましたが…笑)この臨場感は、ぜひ体験してほしいです。次はIMAXレーザーで、その映像美を堪能したいと思います。
恐怖だけじゃない。巧みなストーリーが生む緩急
本作が素晴らしいのは、ただ恐ろしい場面を連続させるだけでなく、物語に巧みな緩急をつけている点です。
島を探検する2つのグループを交互に見せることで、常に緊張感を途切れさせません。それでいて、ふとした瞬間に見せる子供のあどけない行動が、張り詰めた心をホッとさせてくれる。このバランス感覚のおかげで、ただのアクション映画ではない、深みのある人間ドラマとしても楽しめます。
また、シリーズ初見の人でも全く問題なく楽しめる作りになっているのも、嬉しいポイントです。
スカーレット・ヨハンソンが見せる”新たな顔”
個人的には、主演のスカーレット・ヨハンソンの姿に新鮮さを感じました。『ブラック・ウィドウ』で見せたクールなヒーローとは一味違う、人間味あふれる彼女の演技が、この過酷な物語に確かな説得力を与えています。
大スクリーンで“体感”すべき一作
この映画の持つ緊張感とスケールは、絶対に大きなスクリーンで味わうべきです。これは「観る」のではなく「体感」する映画。この夏、最高の興奮を劇場で味わってみてはいかがでしょうか。