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京介 バッジ画像
2025/10/26 01:08

宇宙船の襲来

宇宙船の襲来

 1958年 アメリカ 劇場未公開

スタッフ 監督・製作:ジーン・フォウラー・Jr 脚本:ルイス・ヴィッテス 撮影:ハスケル・

     ボッグス 特撮:ジョン・P・フルトン 編集:ジョージ・トマシーニ

キャスト トム・トライオン、グロリア・タルボット、ピーター・ボールドウィン、ケン・リンチ、

     ロバート・アイヴァース、チャック・ヴァジル、ヴァレリー・アレン、タイ・ハーディン、

     ジョン・エルドレッジ、アラン・デクスター、ジェームズ・アンダーソン ほか

滅亡の危機に瀕したアンドロメダ星人は、子孫を絶やさぬよう、地球人の花嫁を手に入れるため、結婚式を明日に控えたビルとすり替わる。結婚以来、夫ビルの様子がおかしいことに気付き不安を募らせるマージ。それもそのはず、ビルは町の大部分の男たちと同様、邪悪な宇宙人に体を乗っ取られていたのである。宇宙人の目的は、地球人女性に子供を産ませて絶滅を回避することだった。その恐ろしい計画を偶然知ってしまったマージ。地球の男性が全て宇宙人に寄生される前に、誰かに助けを求めなくてはならない。果して、彼女の話を信じる人は現れるのだろうか。

「宇宙船の襲来」という邦題ですが、原題は「私は外宇宙から来た怪物と結婚した」と言う白黒映画です。エイリアンの造形はインパクトがあって、ファンもいるのでは?顔にツルがばってんのように張り付いたような宇宙人、この怪物の姿は、大伴昌司の雑誌で大変有名なのですが、いや、大伴昌司先生の影響の大きさを改めて再認識しました。まず気になったのは画質ですね、レストアされているのか判りませんが、比較的に綺麗に見えました。この映画のモチーフは朝鮮戦争で捕虜になったアメリカ軍兵士が洗脳されて別人となって戻ってきたという所謂“満州実験”にあるのですが、物語も知る人ぞ知る貴重なSF映画の古典的作品でとても面白いです。

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