狼男(1941)
狼男(1941)
1941年 アメリカ 劇場公開日:1941年12月12日
スタッフ 監督・製作:ジョージ・ワグナー 脚本:カート・シオドマク 音楽:チャールズ・プレ
ヴィン 撮影:ジョセフ・A・ヴァレンタイン 編集:テッド・J・ケント
キャスト ロン・チェイニー・ジュニア、クロード・レインズ、ウォーレン・ウィリアム、ラルフ・ベ
ラミー、マリア・オースペンスカヤ、イヴリン・アンカース、パトリック・ノウルズ、ベ
ラ・ルゴシ、J・M・コリガン、フェイ・ヘルム、フォレスター・ハーヴェイ、ドリス・ロ
イド、ハリー・スタッブス、アーニー・スタントン ほか
ウェールズの名門タルボット家の次男ローレンス(ラリー)は、兄の死に伴い父ジョンの跡継ぎになるために故郷に帰ってきた。ラリーは父が購入した望遠鏡で町を眺めていて一目惚れした骨董屋の娘グエンと、その友人ジェニーと共にジプシーの占い師ベラの元に出かける。ジェニーが占いを受けている間、ラリーはグエンを連れて沼を散策するが、ジェニーの悲鳴が聞こえたためラリーは悲鳴のする方向に向かう。そこではジェニーが狼に襲われており、ラリーはグエンの店で購入した銀のステッキで狼を殴り殺すが、狼に噛み付かれてしまい屋敷に運び込まれる。ラリーの友人マンフォード警部はロイド医師と共に現場に向かうが、そこにはジェニーとベラの遺体があり、さらに銀のステッキが落ちていた。翌朝、ラリーの傷がなくなっていることが判明し、警察はラリーがベラを殺害したと疑う。ラリーは無実を訴えるが、町の人々はラリーを疑い距離を置くようになる。

『狼男』(原題:The Wolf Man)は製作が第二次世界大戦中であったため、日本では劇場未公開。戦後に『狼男の殺人』の題名でテレビ放映され、2003年に『狼男』としてDVDがリリースされたのに伴い、現在では一般にこの題名で呼称されている。本作は戦時下の公開であったがヒットし、狼男はドラキュラ伯爵、フランケンシュタインの怪物、ミイラ男(カーリス)と並ぶホラー分野の有名キャラクターとなった。劇中のローレンス・タルボットは本来好人物であるが、狼憑きに噛まれたために満月の夜になると狼男に変身し、自分の意思に関係なく殺人を犯してしまう二重人格的なキャラクターである。その人間ローレンスの苦悩と、凶暴な獣人の恐怖を演じたチェイニー・ジュニアも、この狼男を最大の当たり役として1940年代を代表する怪奇スターとなった。ラリーの変身シーンの特撮と狼男のメーキャップは、当時としては画期的な技術が駆使されています。「フランケンシュタイン」でボリス・カーロフに怪物メイクを施したハリウッドの天才メーキャップアーティスト、ジャック・ピアースの手による狼男のメーキャップは、今観てもどこが“継ぎ目”か分からないほど精巧。変身した時のラリーはヤクの毛皮で作られたコスチュームを着ていたそうです。
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投稿を表示これは私やLOQさんがDISCASさんでやっている月一の映画会でお題にした映画ですね。
うん、本作については鑑賞した全員がけっこう辛辣に語ってるのですが、主演のロン・チェイニーJrに華がないという意見が多かったと記憶しております。
どうしても「千の顔を持つ男」なんて後世にまで伝えられる父親と比べられる悲しさはあるでしょうが、それが怖さを幾分、緩和(?)しているきらいはありますね。ただ、『魔神ドラキュラ』、『フランケンシュタイン』に続きモンスターで売っていたユニバーサルらしくタルボットの狼男への変身シーンや狼男の特殊メイクは時代を考えると精巧なものだったこと、クロード・レインズ、ラルフ・ベラミーといった演技巧者が脇を固めていたこと(この業界では先輩のベラ・ルゴシも出演してます。)などが悲劇を成立させておりました。