DISCASレビュー

裸のランチ

「ブレードランナー」などの小説で知られるウィリアム・S・バロウズ原作の「裸のランチ」をデヴィッド・クローネンバーグが脚色を加え映画化。

映画では麻薬を使い害虫駆除の仕事をしている男がドラッグ中毒になり、タイプライターと肛門とゴキブリが合体したクリーチャーと出会ったり、ウィリアム・テルごっこをして妻を射殺してしまったり、インターゾーンと呼ばれる謎の街に逃げたりと奇天烈な世界観を展開していき観ている側は意味不明で混乱する。自分も後から知ったのですが、この映画は原作者バロウズ自身の物語。バロウズは薬物中毒になっており、実際に妻をウィリアム・テルごっこをして射殺してしまう。これは薬物中毒になったバロウズの頭の中を描いた伝記映画のようなものでした。薬物中毒でめちゃくちゃになった脳内をよく映像化出来るな。と深く感心しました。特にタイプライターとゴキブリと肛門が合体したクリーチャーは常人じゃ思いつかない発想です。初見で意味不明でも後から色々調べて再鑑賞して見ると面白い発見がたくさんあると思うのでおすすめします。

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