DISCASレビュー

k.a
2025/07/06 23:08

シビル・ウォー アメリカ最後の日

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024、原題:*Civil War*)は、アレックス・ガーランド監督のディストピア戦争映画で、A24製作。主演はキルスティン・ダンスト。近未来のアメリカで、第三期目の大統領(ニック・オファーマン)率いる独裁政府と、テキサス・カリフォルニア主導の「西部勢力」などが内戦を繰り広げる中、ベテラン戦場カメラマン・リー(ダンスト)と仲間たちが、首都ワシントンD.C.で大統領のインタビューを目指す過酷な旅を描く。

戦場の臨場感ある映像と音響、リーの疲弊した心理や若手記者ジェシー(ケイリー・スピーニー)の成長が強烈。テーマは「分断と報道の意義」で、戦争の原因は意図的に曖昧にし、観客に考える余地を与える。興行収入は約127億円(1億2730万ドル)で、批評家からはダンストの演技や戦闘シーンが高評価だが、ストーリーの曖昧さに賛否も。 政治や戦争ジャーナリズムに興味がある人にぴったり。

コメントする