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シネマニスト

ミラクル
2023/10/07 11:58

はじめまして ミラクルです

2010年代後期から、映画のオンライン配信サービスが普及し始めました。映画鑑賞が手軽になり、多くの人が様々な環境で、時間や予算の制約をほぼ受けずに、大量の作品に触れるようになりました。そこで思う事があります。皆さんは何をきっかけに映画を選んでいるのでしょうか。

 作品探しでよく見る項目は、話題の新作、不朽の名作、テーマ、ジャンル、製作国、監督、俳優など。そして視聴履歴から表示される「あなたへのおすすめ」や「似ている映画」等もあります。レビューサイトの評価が自分の中の基準値を下回っていたら観ないという方もいると思います。

 私は、どんな作品にも誰かの心を打つ魅力があると信じています。鑑賞のタイミングや環境、予備知識、あるいは紹介の仕方によって、どの作品でも楽しむことができると思います。そのためには、作品のどこが、どのように、なぜ素晴らしいのか、そして製作の背後にあるストーリー等を的確に伝えることが重要です。 

映画製作において、宣伝戦略は極めて重要です。その改善が必要だった映画はたくさんあります。まったく見向きもされなかった作品が、時間を経て再評価されるという事はよくあります。これは単に「当時の観客がその価値を理解しきれなかった」ということではありません。その時代、その国では、人々はそう感じていた、というだけの事です。もしかすると、数十年後に『トップガン マーヴェリック』を観た人々が、なぜこの映画が大ヒットしたのかと疑問を抱くかもしれません。

 これから先も映画文化を豊かにしていくには、新しい視点を持つことや、作品自体にチャンスを与えてあげることが大切です。私も常日頃から映画に触れて生活しています。これはまた後で詳しく書こうと思っていますが、最近の私の生活テーマは「すべての風景に物語がある」ということです。そんな私の日常から発見した映画の魅力を、皆さんと共有していきたいと思っています。また、映画に関することは何でも書いていこうと思います。皆さんの「みたい」が見つかれば何よりです。