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カッツ
2025/12/15 11:19

チャタレイ夫人の恋人

1981年/監督:ジャスト・ジャエキン本作は、戦争で負傷し不能となった夫から浮気を許されたチャタレイ夫人が、屋敷の森番と関係を持つ姿を描いた作品である。原作はD.H.ロレンスの小説で、これまで幾度も映画化されてきたが、本作ではシルヴィア・クリステルが夫人役を演じている。

クリステルといえば『エマニュエル夫人』で知られるが、本作ではより成熟した美しさを見せており、妖艶さと気品を兼ね備えた存在感を放っている。演技も悪くなく、夫人の葛藤や情熱を自然に表現している点が印象的だ。

物語は、愛と欲望、そして社会的制約の狭間で揺れる人間の姿を描いており、単なる官能映画にとどまらず、文学的なテーマ性を感じさせる。チャタレイ夫人の選択は、観る者に「愛とは何か」「自由とは何か」を問いかける。

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