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spy master
2025/11/11 21:54

映画『シルクロード.COM-史上最大の闇サイト-』~ひとりの若き天才が手にした栄光と転落の実話~

概要

違法薬物の売買から殺人まで匿名でやり取りできる闇サイトを生み出した天才的な頭脳を持つ若者をパソコンが使えないアナログ捜査官が驚くべき方法で追いつめていく姿を描く実話に基づく衝撃のサイバー・ダーク・サスペンス。

映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』、『ゼロ・ダーク・サーティ』、『ターミネーター :新起動/ ジェニシス』などで知られるジェイソン・クラークがパソコンが使えないアナログ全開の捜査官を演じ、『ジュラシック・ワールド』、『エブリシング』などで知られるニック・ロビンソンが闇サイトを生み出した天才的な頭脳を持つ若者を演じた。映画『トゥルー・リベンジ』を世に送り出したティラー・ラッセルが監督を務めた。

(c)SILK ROAD MOVIE, LLC ALL RIGHTS RESERVED.VE

ストーリー

天才的な頭脳に恵まれたロス・ウルブリヒトは「世界を変えたい」という思いから「シルクロード」と呼ばれるサイトを生み出した。

ダークウェブとビットコインを使用した暗号技術を用いた「シルクロード」は違法な薬物から殺人の依頼まで誰にも知られることなく匿名で行えることから「闇のAmazon」と呼ばれる闇サイト「シルクロード」は瞬く間に熱狂的なブームを巻き起こして1日の売り上げは1億円を超え、ロスは栄華を極めていく。

その派手な動きはすぐさま警察に目を付けられてしまうが、強固なシステムを創り上げていたためにロスの身元が割れることはなかった。

そんなロスを追うひとりの捜査官がいた。その捜査官はリック・ボーデンという名の男で、問題行動を起こしたことから麻薬捜査からサイバー犯罪の捜査へ異動させられたはぐれ者だ。

パソコン1台満足に使いこなせないアナログ全開で足手まといの捜査官リックは独自の捜査方法でロスを追いつめていく。

映画評

違法薬物の売買から殺人まで匿名で依頼でき、高度な暗号技術を駆使して追跡不能と言われた闇サイト「シルクロード」を追いつめたのは、パソコン1台満足に使えないアナログ全開な捜査官だったという驚くべき実話を基にしたサイバー・ダークサスペンスだ。

公開されるや「刺激的!」、「スリル満点!」、「明快でドラマチック!」という評価の通り、スリル満点でドラマチックなストーリー展開に魅せられてしまう。

最新の技術を駆使するのではなく、パソコン1台満足に使えないアナログ全開の捜査官が追跡不能と言われた史上最大の闇サイトを追いつめていく展開に驚かされてしまう。

ストーリーは中だるみすることなく常に緊張感に満ちており、オープニングからエンディングまで観る者を引き込んでいく。

若く天才的な頭脳を闇サイトの創設に使う主人公ロス・ウルブリヒトが栄華を極めた後に瞬く間に転落していく姿は胸に突き刺さってくる。「世界を変えたい」、「何かを成し遂げたい」と人は誰もが思うが、自身が持つ天才的な頭脳が創り出した闇サイトによって栄華を極めながらも最後は転落する姿はどこか儚さを感じさせる。

トリビア

闇サイト「シルクロード」の創設者ロス・ウルブリヒトは2013年10月1日にFBIによって逮捕された。

裁判の結果、2015年5月29日に仮釈放なしの終身刑の判決が言い渡されて刑に服していたが、2025年1月21日にドナルド・トランプ大統領によって恩赦が与えられた。

闇サイト「シルクロード」の運営の一翼を担うカーティス・クラーク・グリーン役を演じたポール・ウォルター・ハウザーは2019年公開のクリント・イーストウッド監督による実話を基にした映画『リチャード・ジュエル』でオスカー女優のキャシー・ベイツと親子役を演じた。

パソコンが使えないアナログ捜査官リック・ボーデンを演じたジェイソン・クラークはオーストラリア出身の俳優であり、キャスリン・ビグローが監督を務めた映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』と『ゼロ・ダーク・サーティ』に出演した。

ジェイソン・クラークは映画『パブリック・エネミーズ』、『エベレスト3D』、『ナチス第三の男』、『チャパキディック』、『ファースト・マン』で実在の人物を演じた。

ロス・ウルブリヒト役を演じたニック・ロビンソンは2015年公開の映画『ジュラシック・ワールド』に出演した。

映画『シルクロード.COM-史上最大の闇サイト-』予告

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