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趣味は洋画
2024/11/30 23:31

映画館で観れたことを誇りに思う1本

【ダイ・ハード】(1988年・アメリカ、カラー、132分)

 

公開当時、これはまさに新感覚のアクション映画だったと思う。

劇画調の派手なアクション、緩急をつけた脚本の巧みさ、再鑑賞するたびに劇場で観た感動が押し寄せる...。

 

 

ニューヨークの刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、家族でクリスマスを過ごすためロサンゼルスへやって来た。ところが、イヴの夜、妻ホリー(ボニー・ベデリア)が勤める34階建てのハイテクビルが13人のテロリストによって占拠され、30階で開かれていたパーティの出席者が人質にされてしまう。テロリストのボスはハンス・グルーバー(アラン・リックマン)という男で、パーティに顔を出したマクレーンは、ビルを立ち去る間際にテロに気づき、妻を救うため、たった一人で戦いを挑む。一方、警察はビルへの突入を試みるが、猛反撃に遭って敗退、そんな折、テレビ局の無責任なレポーター(ウィリアム・アザートン)がマクレーンの素性を明かしてしまう。ホリーがマクレーンの妻であることを知ったテロリストは、彼女を人質にマクレーンを追い詰めていくのだが...。

 

 

本作のオープニングは実にショッキングな「入り」である。

多数のテロリストたちが問答無用の表情で、ナカトミビルに押し入ってくる。

テロリストは金庫に眠る6億4千万ドルの無記名の債券を要求するのだが、ナカトミのオーナー(ジェームス・シゲタ)が拒否すると、いきなり彼を射殺するのだ。

 

一方、ナカトミ・ビルの中で孤軍奮闘するマクレーン刑事と、パウエル黒人巡査部長(レジナルド・ベルジョンソン)が無線で友情を交わすシーンが実に清々しい。

ハードなアクションのなかで、一服の清涼剤のような演出も効果的だ。

そのパウエル巡査部長、実はかつて、ある事件で誤射して以来、拳銃を放つことができなかったのだが、ラストシーンで見事、マクレーンを救う一発を放つのだ。

 

監督ジョン・マクティアナンは、「プレデター」(87年)というSFアクションを手掛けていたが、彼を一躍有名にしたのは紛れもなく本作。

以降、「レッド・オクトーバーを追え」(90年)、「ラスト・アクション・ヒーロー」(93年)、「ダイ・ハード3」(95年)、「閉ざされた森」(2003年)と立て続けにヒット作を生み出していく。

 

音楽監督は「未来世紀ブラジル」(85年)、「リーサルウェポン」(87年)、「007/消されたライセンス」(89年)などのマイケル・ケイメン

 

そして劇場鑑賞の大迫力の要因は、何と言っても撮影ヤン・デ・ボンによるところ大。

彼の代表作品に、「ブラックレイン」(89年)、「レッドオクトーバーを追え」(90年)、「氷の微笑」(92年)などがある。

 

主演のブルース・ウィリスは、TVシリーズ「こちら、ブルームーン探偵社」等のコメディ演技で知られていたが、本作でアクションスターとして開花、以後アクション映画の出演依頼が集中した。ハンス・グルーバーを演じたのは英国舞台俳優出身のアラン・リックマンで、ちなみに彼の役名は「電撃フリント アタック作戦」(67年)に登場する殺し屋と同じ名前である。

 

「ダイ・ハード」シリーズは5作品すべて観たが、やはり劇場で観た本作が極めて完成度が高い

 

 

 

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3 件の返信 (新着順)
飛べない魔女
2024/12/02 12:54

私も大好きなシリーズ。1も最高ですが、2も良かったですね。
映画館では見れてないですが、テレビ放映されるたびに必ず見ていました。
ジョン・マクレーンはロッキーと同じくらい理想の男性でした(笑)


趣味は洋画
2024/12/03 23:07

魔女さん、コメントありがとうございます。
>1も最高ですが、2も良かったですね。
はい、仰るとおりです。
クリスマスの空港が舞台で、ラストもあっと驚くシーンでした。
また観たくなりました。

かずし
2024/12/01 09:02

公開当時オールナイトで鑑賞して、あまりの面白さに劇場で拍手が巻き起こったのを覚えてます👏


slide
2024/12/01 02:46

好きですね
3作目まで最高な出来でしたね


趣味は洋画
2024/12/03 23:08

ありがとうございました