マスクド
2024/12/08 00:07
ペコロスの母に会いに行く
岡野雄一によるエッセイ漫画を原作とする映画です。
ペコロス(主人公の愛称)の母、みつえに認知症の症状がみられるようになり、グループホームに入居させることになります。ペコロスと認知症が進行する母との交流や、他の入居者やその家族との交流が描かれます。
認知症を題材にした作品であるため、認知症やその介護の大変さも描かれていますが、それでもなお認知症に対して否定的なスタンスはとっておらず、あくまで受け入れながら寄り添っていくことの大事さが描かれています。また、認知症の親が自分のことを分からなくなっても覚えている人になりすまして交流する登場人物が登場するなど、実際の介護現場でも少し参考にできそうな向き合い方などもありました。
ラストシーンの台詞に伝えたいメッセージがぎゅっと詰まっていますが、それまでの本編を観たからこそ納得できる一言になっています。
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