DISCASレビュー

『不老不死の男』（1959年、イギリス、原題：The Man Who Could Cheat Death）は、テレンス・フィッシャー監督のハマー・フィルム製作のゴシックホラー。1890年代のパリを舞台に、104歳でありながら若さを保つマッドサイエンティスト、ジュルジュ・ボネー博士（アントン・ディフリング）が、腺移植で不老不死を追求する物語。クリストファー・リーやヘイゼル・コートが共演。

感想：テクニカラーによる鮮やかな映像とゴシックな雰囲気が魅力で、ボネー博士の狂気と倫理の葛藤が緊張感を醸し出す。舞台劇由来の会話劇が多く、展開はややスローペースだが、ホラーらしい不気味さは健在。