ストーリー

「モンタナの風に抱かれて」（原題：The Horse Whisperer、1998年）のサウンドトラックは、ロバート・レッドフォード監督・主演のヒューマンドラマ映画を彩るトーマス・ニューマンのスコアと、カントリーやフォークの選曲が特徴。スカーレット・ヨハンソン演じる少女グレイスとその愛馬ピルグリムの癒し、そしてクリスティン・スコット・トーマス演じるアニーとレッドフォード演じるトム・ブッカーの許されぬ恋を、ニューマンの繊細なオーケストラが情感豊かに表現。「Main Title」や「The Healing Process」は、モンタナの大自然と心の再生をピアノと弦楽で描く。ドワイト・ヨーカムの「Cattle Call」、ジョージ・ストレイトの「Red River Valley」、エミルー・ハリスの「A Soft Place to Fall」（アカデミー賞主題歌賞ノミネート）など、カントリー曲が牧歌的な雰囲気を強調。全体として、映画の癒しとロマンスを音で体現した名盤で、単体でもカントリーとスコアのバランスが楽しめる。レッドフォード作品やカントリーファンに最適。