DISCASレビュー

恐竜の惑星

　1978年　アメリカ　劇場未公開

スタッフ　監督 ：ジェームズ・K・シェア　脚本 ：ラルフ・ルーカス　原案 ：ジム・オパール　

　　　　　製作： ジェームズ・K・シェア、ジム・オパール、ジェームズ・R・ワイト　特撮 ：ダグ・

　　　　　ベズウィック、スティーブ・ツァーカス、ジム・オパール、ジェームズ・R・ワイト　　　　　　

　　　　　音楽： ケリー・ラマーズ、ジョン・オバーリン　製作総指揮 - スティーブ・ツァーカス

キャスト　ロウイー・ローレス、パメラ・ボッタロ、シャルロット・スピアー、マイケル・Ｒ・タイ

　　　　　アー、デルナ・ワイルド、ジェームズ・ウイットワース、チャック・ペニントン、ハーヴェ

　　　　　イ・シャイン　ほか

エンジンの原子炉が故障し、宇宙船からシャトルで脱出した宇宙飛行士たち。彼らは太古の地球によく似た惑星に不時着した。しかし、そこは恐竜が支配する惑星だった。

この映画は、ダグラス・ベズウィック、ジム・ダンフォース、デニス・ミューレン等、後に大御所となっていくＳＦＸマンたちの若き日の習作である。とにかく、「モデルアニメーションの恐竜映画が撮りたい！」という意気込みにあふれまくった作品。ティラノサウルスはじめ７～８種類ほどの恐竜と、ワニみたいな古生物、大蜘蛛、さらには「原子怪獣現る」のリドサウルスもゲスト出演している。（本物かどうかは不明）さすがにモデルアニメーションは本当に見事！、とくにオルニトミムス系と思われる恐竜との戦闘シーンは特筆に価する。合成シーンもしっかりしていて、最後までしっかり観れました。恐竜はストップモーションで出来も悪くなく、かのレイ・ハリーハウゼンも特撮に一部特別に参加してます。ただ、それ以外は大変です。宇宙船のセットはダンボール製かと見まごうレベル、惑星はどこかの荒地での撮影ですませちゃってる。音楽は、適当なシンセサイザー演奏。