カッツ
2025/05/30 19:49
瀬戸内少年野球団
終戦直後の淡路島の小学校の野球団の物語。古い映画だけど、キャストがすごい。今の主役級がわき役としていっぱい出ている。
少年たちと先生(夏目雅子)が主役なのだが、その旦那が郷ひろみ 、その弟で夏目雅子にちょっかいを出すチンピラ役に渡辺謙が出ている。渡辺は昔はチンピラ役だったんだ。岩下志麻の飲み屋の女将、伊丹十三の戦犯提督、大滝秀治の駐在所の警官、 加藤治子のおばあちゃん 美木良介、少女の兄の三上博史がわき役を固めている。そして、ちあきなおみがパンパン?として出ている。最初見た時彼女とわからなかった。ちあきなおみが役者として映画に出ているなんて全然知らなかった。島田紳助 もバラケツ少年の兄としてチンピラ感がよく出ている。
終戦直後の島の住人のそれぞれの物語が流れていくのだが、その中でも伊丹十三提督が戦犯として絞首刑になるのは、日本の敗戦が肌で感じられるた。当時の市井の人々が進駐軍にどのように接していたのかがよくわかる。
夏目雅子が一番きれいだった頃の映画だ。映画を撮り終えた後、彼女が子供たちを誘って一緒にお風呂に入ったというエピソードを彼女が紹介していた。中学生にもなろうとしている子供たちが彼女と一緒に風呂に入ったなんて、実に羨ましいと思った。
コメントする
2
件の返信
(新着順)
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示小学生の時に見ましたまた見て見たくなりました。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示こんにちは。
渡辺謙は本作が映画デビューで、それでも新人有望株としてかわいがられていて、まだ映像の仕事に慣れていない彼に、撮影の宮川一夫から「 謙ちゃん 勉強しよな 」と笑顔で声かけられてます。
その後伊丹十三の『 タンポポ 』では山崎努の相棒のトラックドライバーで起用されてますね。
島田紳助が出ているのはバラケツ役の大森嘉之が実の甥という縁から
ちあきなおみはタンスにゴンのCMでの「 亭主元気で留守がいい 」や たしかドリフのバラエティなどで明るくコミカルな演技してましたから、夫の郷えい治が亡くなると引退しましたが、頑なな去り方に意外な感じはしました。
ちなみに一時引退していた都はるみが復帰した理由の一つはちあきなおみが歌っているのを見てもう一度と歌いたいと思ったからとか。 逆になりました。
原作の阿琥悠は終戦時8歳 ほぼ屈託なく野球に夢中になったというのに対し、篠田正浩は14歳で軍国少年が屈折した感情を抱いて戦後を受け入れていったので、そこが原作者と違う思いがあると当時語っていました。