DISCASレビュー

映画『ウィキッド ふたりの魔女』（2024年、ジョン・M・チュウ監督、原題：Wicked: Part I）は、ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」（原作：グレゴリー・マグワイアの小説「オズの魔女記」、スティーヴン・シュワルツ作曲）の2部作の前編を映画化したミュージカル・ファンタジー。2025年3月7日に日本公開され、全世界興収7億5620万ドルを記録し、ミュージカル映画史上最高を更新。シンシア・エリヴォが「西の悪い魔女」エルファバ、アリアナ・グランデが「善い魔女」グリンダを演じ、ジョナサン・ベイリー、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラムらが脇を固める。オズの国を舞台に、正反対の性格の2人がシズ大学でルームメイトとなり、友情を築きながら差別や権力の腐敗に立ち向かう姿を描く。