愛さずにはいられない 【いつか会いたい 私の推し】 ~オードリー・ヘプバーン~
おい、おい、それは絶対無理だろう!もう会えないだろう!
と突っ込みを入れているそこのあなた!
そうなんです、その通りです、会えないのです。
どうしたって会うことは出来なのです。
私の永遠の憧れの女性であるオードリー・ヘプバーン 。
よもや彼女を知らない人はいないでしょう。
オードリーは1993年1月20日、虫垂癌のため63歳の若さでこの世を去りました。
生きていれば現在94歳。
どんなにか素敵なおばあちゃまになっていたことでしょうか。
小学生の時、テレビで放送されていた〖ローマの休日〗を観たときの衝撃といったら今でも忘れられません。
この世にこんなチャーミングな女性がいるんだ!と少女魔女は子供心に衝撃でクラクラしたのです。
そして、この映画に出ていたチャーミングな女性のことが、ずっとずっと忘れられずにいました。
いつまでもいつまでも余韻に浸り、数日間はこの映画のことを思うと胸がチクチクするような悲しみに襲われたのです。
ああ、なんでアン王女とジョーは結ばれてはいけないの?と。。。
どうしても二人をハッピーエンドにしてあげたいと
少女魔女は自分でその後のストーリーを考えました。
二人が数年後に再会して結ばれるストーリーです。
タイトルは「ローマの休日のその後」(←まんまや!(笑))
漫画を描くことが好きだった少女魔女は、この物語を漫画にしよう!と
勉強をするふりをして、夜な夜な机に向かって漫画を描いておりました。
でも、結局その漫画も、最後まで描かれることはなく、アン王女とジョーが結ばれることは
永遠になくなりました(;^_^A
というわけで、小学生の時に初めて知ったオードリー・ヘプバーンのことは
今でも愛さずにはいられない存在、今でも私の一番の推しの俳優であるわけです。
オードリーの生い立ちをちょこっと紹介すると。。
1929年5月4日 ベルギー・ブリュッセルで生まれ
6歳のときにナチズムの信奉者になった父親が家族を捨て家を出て行ったしまったことから
少女時代は辛い日々を送ることになる。
ドイツ占領下のオランダ時代には、叔父たちが反ナチのレジスタンスで処刑されたり
収容所に入れられたりと過酷な状況を目の当たりにしたようだ。
その時の辛い体験が、後にユニセフ親善大使としての人道支援へと繋がったのだろう。
5歳からバレエを習い、プリマ・バレリーナになることが夢だった。
しかし、バレエ団の先生から、高身長(170㎝)と痩せすぎ(大戦中に栄養を取れなかったことでプリマに必要な筋肉がついていない)であることから、あなたにプリマは無理と言われ夢を断念。
演劇の道に進む。
それまで小さな役をもらっていたオードリーが、ウィリアム・ワイラー監督の目にとまり
〖ローマの休日〗で主演女優としてアン王女を演じて、一躍スターダムへ。
その後、映画界のみならずファッション界でもアイコンとして世界中の誰もが愛さずにいられない存在へと成長していく。
ローマの休日
1953年 アメリカ
監督 ウィリアム・ワイラー
主演 オードリー・ヘプバーン 、 グレゴリー・ペック 、 エディ・アルバート
ストーリー(DISCASより)
ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女は、欧州各国を親善旅行で訪れていた。ローマでも公務を無難にこなしていくアン。だが実は、彼女はこれまでのハードスケジュールで疲れやストレスが溜まっていた。主治医に鎮静剤を投与されるものの、気の高ぶりからか逆に目が冴えてしまった彼女は、こっそり夜のローマの街へ繰り出すことに。やがて、薬が効いてくるとベンチで寝入ってしまうアン。そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者ジョーは、彼女を一国の王女であることも知らずに自分のアパートで休ませるのだが…。
たった1日の出来事。
たった1日の自由。
たった1日の恋。
たった1日ではあるけれど、生涯忘れることが出来ない1日。
欲しかった自由だけど、自分は国の顔、王女であることを捨てることは許されない。
ラストの記者会見のシーンでは、アン王女の心の揺れ動きを表情だけで見事に演じたオードリー。
その演技は高く評価され、新人でありながもアカデミー主演女優賞を受賞しました。
輝く黒髪と女神のようなほほ笑み、オードリー・ヘプバーンの溢れるばかりの魅力を
どうぞ堪能してください。
麗しのサブリナ
1954年 アメリカ
監督 ビリー・ワイルダー
主演 オードリー・ヘプバーン 、 ハンフリー・ボガート 、 ウィリアム・ホールデン
ストーリー(DISCASより)
サブリナ・パンツという言葉を生んだスポーティなオードリーのスタイルが、前作「ローマの休日」とはまた違って魅力的なB・ワイルダー監督に寄る現代のシンデレラ物語。原作はS・テイラーの舞台劇。大富豪ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナは、一家の次男デヴィッドに失恋し、二年をパリの花嫁学校で送る。しかし、帰ってきた時には見違えるようなシックな令嬢となっており、デヴィッドをドギマギさせる。彼女に夢中な弟を心配した長男のライナスは仕事一筋のマジメ男だが、彼までサブリナの虜となって……。
原作者サミュエル・テイラーがオードリー・ヘプバーンをイメージして書いたという本作。
当初ライナス役はケーリー・グラントだったそうですが、ドタキャンとなり替わりにハンフリー・ボガードが起用されたそうです。
ところが弟役のウィリアム・ホールデンとは仲が悪かったらしいです。
尚且つ、オードリーと既婚者であるウィリアムが熱々ムードだったことから、きっと撮影現場はピリピリしていたことでしょうね。
衣装はジバンシィがデザインしたものが3点使われたものの、彼の名前は映画クレジットにはなかったそうです。
華やかで美しいイブニングドレスに身を包んだオードリーのなんと美しいこと!
そしてサブリナ・パンツの他にサブリナカットも大流行したそうです。
オードリーの美しさを堪能するための作品です。
パリの恋人
1957年 アメリカ
監督 スタンリー・ドーネン
主演 オードリー・ヘプバーン 、 フレッド・アステア、ケイ・トンプソン
ストーリー(DISCASより)
ヘプバーンが初のミュージカルに挑戦したロマンスファンタジー。ニューヨークのファッション誌のカメラマン・ディックは、書店の娘・ジョーを雑誌の表紙のモデルにスカウト。パリでの撮影でジョーはみるみる輝くモデルに変身し、2人は恋に落ちていく。
オードリー初のミュージカル映画です。
バレエをやっていた彼女にとって、ダンスはお手の物なのかと思っていたら
自分のダンスはとても下手で、アステアに申し訳ないと思っていたとのこと。
それでも、一生懸命躍ることで、アステアの心を完全に掴んだようで、アステアは彼女との共演をとても喜んでいたそうです。
年の差が30歳の二人ですが、恋に落ちるのがとても自然でした。
昼下がりの情事
1957年 アメリカ
監督 ビリー・ワイルダー
主演 オードリー・ヘプバーン 、 ゲーリー・クーパー 、 モーリス・シュバリエ
ストーリー(DISCASより)
私立探偵クロードの娘アリアーネは、父親のファイルから、アメリカの富豪フラナガンの資料を盗み読み、彼に恋をしてしまう。ある日、フラナガンに逢う機会を得たアリアーネは、恋愛に慣れたプレイガールのフリをして彼に近づくが……。B・ワイルダーによる、オシャレなラブ・ロマンス。
怪しげなタイトルとは裏腹な、ビリー・ワイルダーらしい魅惑的なラブコメです。
当時28歳のオードリーが、19歳の学生を演じます。
今回もお相手は29歳年上のゲーリー・クーパー。
既に初老という感じのクーパーさんですが、富豪のプレイボーイという役柄は似合ってました。
190㎝越えの大男のとなりに立つ170㎝のオードリーがとても小柄に見えて最高に可愛らしかったです。
そして、父親を演じたモーリス・シュヴァリエはクランクイン初日に
オードリーに「私にあなたのような娘がいたら、どれほど自慢で、どれほど深く愛していたことでしょう」と電報を送り、彼女の心をがっちり掴んだそうです。
共演者も彼女を愛さずにはいられなかったことが判る逸話ですね。
ティファニーで朝食を
1961年 アメリカ
監督 ブレイク・エドワーズ
主演 オードリー・ヘプバーン 、 ジョージ・ペパード
ストーリー(DISCASより)
NYの安アパートに暮らすホリーの日課は、一流宝石店ティファニーのショー・ウィンドウを見ながら、朝食のクロワッサンを食べることだった。ある日彼女のアパートの隣室に、作家志望の青年ポールが越してきた。ポールはたちまち、不思議な魅力をもつホリーに惹かれていく……。どこまでも魅力的なヘプバーンとペパードの都会派センスが溢れる洒落たラブ・ストーリー。ティファニーの名を一躍世界に知らしめた作品
原作者のトルーマン・カポティはホリーをマリリン・モンローをイメージして書いたそうです。
映画では自由奔放な女性ホリーをオードリーが見事に演じました。
早朝のニューヨークで、高級宝石店ティファニーのウィンドウを見ながら、
黒のイブニングドレスのオードリーがクロワッサンをかじるシーンと
劇中にギター片手に歌う「ムーンリバー」はあまりにも有名になりました。
私が印象に残ったシーンは、車の中で着替えをするシーン。
肌を露出することなく見事に着替えてみせるオードリー。
華奢な体系ならではの芸当だと思いました(笑)
噂の二人
1961年 アメリカ
監督 ウィリアム・ワイラー
主演 オードリー・ヘプバーン 、 シャーリー・マクレーン 、 ジェームス・ガーナー 、
ストーリー(DISCASより)
リリアン・ヘルマンの原作『子供の時間』を巨衝・ワイラーが映画化した作品で、「この三人」(36)のリメイクにあたる。一人の少女の嘘によって、いわれのない不幸を被った女性たちの悲劇を描く。
これは今までの華やかで華麗なオードリーの作品とはちょっとタイプの違う作品でした。
二人の女性教師が、レズビアンであるという噂を生徒の一人に流されたことによる悲劇が描かれています。
オードリー・ヘプバーン とシャーリー・マクレーン の2代人気女優の共演も話題になったことでしょう。当時はまだ保守的で、LGBTや社会の多様性に理解を示す社会ではなかったので
この内容には賛否両論あったようですが、本作はアカデミー賞5部門にノミネートされました。
マイフェアレディ
1964年 アメリカ
監督 ジョージ・キューカー
主演 オードリー・ヘプバーン 、 レックス・ハリソン
ストーリー(DISCASより)
ヘプバーン主演によるミュージカル映画の大作。ロンドンの下町、夜の巷で花を売っていた少女イライザ。そこへたまたま通りかかったヘンリー・ヒギンズは、彼女の余りにもひどい訛りに対し、正しい発声と淑女としての行儀を身に付けさせると断言する…
イライザを演じるにあたり、オードリーは音楽レッスンを受けて頑張って歌いました。
ところが、公開された本作の歌は吹替されていました。
舞台でイライザを演じていたのがジュリー・アンドリュースであったことから
監督は比較されたら映画はどうしたって劣ってしまうという理由で吹き替えを決めたのです。
これにはオードリーはかなり傷ついたそうです。
映画の方は大ヒットし、アカデミー賞に12部門でノミネートされました。
残念ながらオードリーは主演女優賞にはノミネートされることはありませんでしたが
多くの関係者が彼女の演技を高く評価していたということです。
オールウェイズ
1989年 アメリカ
主演 リチャード・ドレイファス 、 ホリー・ハンター 、 ジョン・グッドマン 、
ストーリー(DISCASより)
山火事消火の作業中に事故死したパイロットは、青年パイロットの守護霊として現世に舞い戻るが、青年がかつての自分の恋人に恋してしまった事を知る……。“A GUY NAMED JOE”(43)をスピルバーグがリメイクしたラブ・ファンタジー。スタンダード・ナンバーの“煙が目にしみる”をバックに、眼に見えないR・ドレイファスとH・ハンターが踊る場面等素敵なシーンが満載。
オードリーがスクリーンに登場した最後の作品です。
1967年に映画界に区切りをつけ事実上引退をしていたオードリーですが、1975年にショーン・コネリーと共演した「ロビンとマリアン」で復帰し、主演作品としては最後の映画となりました。
本作では、スピルバーグ監督から天使役のカメオ出演の依頼があり、「E.T.」に感動したオードリーは快く承諾したそうです。
出演はほんのわずかのシーンでしたが、美しい天使のほほ笑みを見せてくれました。
大人のファンタジーです。心優しき気持ちになれる秀作。大好きな作品です。
オードリー・ヘプバーン
(ドキュメンタリー)
2020年 イギリス
監督 ヘレナ・コーン
DISCASより
今なお世界中の人々から愛される永遠の映画スター、オードリー・ヘプバーンの知られざる素顔に迫るドキュメンタリー。幼い頃の辛い戦争体験や父親との関係、後年のユニセフ国際親善大使としての活動など、華やかな女優としての活躍の一方で、一人の女性として人生を全うしたオードリーの生い立ちを辿りつつ、彼女をよく知る関係者へのインタビューを通してその本当の姿を明らかにしていく。
世界で一番愛されたオードリーは、世界で一番愛に飢えていた、と語られます。
幼いころに父親が家族を捨て家を出たことで、ファーザーコンプレックスがあったのでしょうか
25歳のときに12歳年上のメル・ファーラーと電撃結婚(ファーラーは4度目の結婚でした)
その結婚生活は14年間続きましたが、献身的に夫と子供に愛情を注ぐ一方で、ファーラーの派手な女性関係に苦悩した日々だったようです。
2度の結婚と離婚、そこにあった苦悩と悲しみ。
犬たちと平穏な暮らしを望んでいた彼女が選んだ道は、ユニセフ親善大使として飢餓に苦しむ子供たちに手を差し伸べる活動をすることでした。
このドキュメンタリーを見て、更にオードリーを愛さずにはいられなくなります。
オードリー・ヘプバーンのこともっと知りたくなりましたか?
まだまだ多くの名作を残していますので、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示私もオードリーヘップバーン大好きです。。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示その発想がなかった・・・
心に残っている俳優さんに会いたい!というのすごくステキです✨
それでいうと『ロビン・ウィリアムズ』にすごく会いたいです。
あの笑顔は全ての人を幸せにしてくれます...
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示最近インスタでオードリーヘップバーンの名言集を投稿しました。
彼女から発せられる言葉の裏側には、コンプレックスとの向き合い方や命の尊さがあり、
美しいだけでなく心に残る女優さんでした。
早くに亡くなってしまい、もう彼女の新しい作品を観ることができないのは残念です。
残した名作をこれからも観ていきたいですね!
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示【いつか会いたい 私の推し】ですか...
そういう企画があるのですね。
オードリー・ヘプバーン、魔女さんの永遠の憧れの女性なのですね。
名作が随分並んでいますが、ご紹介文と併せて楽しく拝見しました。
そしてYOU/TUBEの映像までも。
> まだまだ多くの名作を残していますので、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。
それで、「こちら」をクリックしてみると、いつもの頁に案内されました。
オードリー出演の作品は15本しか観てないので、まだまだ未見の作品があることに気づかされました。
=== === === ===
レビュー広場のコメントにあった「バニー・レイクは行方不明」、面白いですよ。
オススメです。
2024.01.15
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示