RACING MOVIE F1 エフワン
Begins with the song“Whole Lotta Love”
ツエッペリンの「胸いっぱいの愛」で映画が始まります。
R・プラントがタイトルを歌うとJ・ページのリフがうなります。
それはレーシング場にはまるサウンドで
スクリーンを見入ってしまいます。
ストーリーはシンプル、ありきたりに
ブラッドピット扮するソニーはF1絶頂期のレーサーたちとかつて挑んでたいたが、
事故を起こして消息不明に。
それから30年が経ったという設定。
ブラピの年齢を考えると、F1ドライバーとしてどうよ?って、思うのだが、
ブラピをロートルドライバーと設定し、新人レーサーと組み、
つぶれかけのチームでF1グランプリに参加する、話です。

そのつぶれかけのチームエイペックスを運営しているのが、
ブラピの元お友達でルーベンがブラピを探してチームに所属させます。
この役をやっているのが、ハビエル・バルデムで悪役でしか見たことなく、
全く別人物と思いました。

もうひとり主要人物がテクニカル・ディレクター、ケイト(ケリー・コンドン)で
業界初の女性ディレクターと設定されています。
このチームが絶えずごたごたと揉めます。
ブラピがチームの方針を無視し、己を突き通し、新人ドライバー、ジョシュアと絶えず喧嘩しながら、またこのチームに陰謀企む人物が暗躍したり、チームスタッフがいらいらしながら進んでいくのですが・・・
ハリウッドスタイルからして、サブストーリー、ロマンス、主人公のバックストーリーなどが
挿入されるところなのですが、
その要素は薄めで、焦点はサーキットシーンに。
ただレースに挑む姿が描かれていきます。
西部劇の頑固破天荒なカウボーイとルーキーの話です。

≪時速300キロの世界を体感≫
観客をサーキット場に放り込んで、ドライバーと同じ視線の映像を見せるーエクスペリエンス
なのです。
「トップガン マーベリック」と同じスタッフゆえに、
作品の方向性はF1グランプリを体感することに注力!
人間描写の弱さは、それをいれると3時間になるからでしょうか?
ひたすら爆走していきます

≪レーシング・ムービーは鼓動を高鳴らせる!≫
歴代のカーレース映画、「グランプリ」、「レーサー」、「栄光のル・マン」に
邦画の「栄光の5000キロ」など、
わくわくさせるものありました。
これらはレースという過酷なビジネスとレーサーの孤独感、その愛を
描いていましたが、この作品にはそんな余裕がなく、どんどん各グランプリ会場へ
誘っていきます。

レース映画にはピットガレージにいるエンジニア・メカニックチームが画面に入ってくる、
くらいなのですが、
業界初の女性テクニカル・ディレクターという存在があり、
レースを分析するデーターアナリスト、ストラテジスト、シュミレーターなど、サーキット場以外にスタッフが帯同していて、実際には1000人くらいのひとちがかかわっているそうです。

製作がappleムービーということもあり、
iPhoneカメラが多用されていたようです。
カメラエンジニアリングのバックヤードが観たい限りです。
【ブラピとトム・クルーズ】
ともにOVER60くらいながら、
40代のようなアクションをしています。
マックイーンやイーストウッド、P・ニューマンのような
俳優が現存していました。
本作はブラッドピットの制作会社が絡んでおり、
自ら企画から参加するスタイルをとってました。

【ブラッカイマーが絡むと音楽は・・・】
VARIOUS ARTISTSによるサントラになっており、ガンガン挿入歌が流れます。
アンダースコアはハンスジマーでオーケストラ音楽を控えて
シンセによるエレクトリック・ハイブリッドサウンドで構成しています。
最近の映画音楽はオケばっかで、あまり個性というか、
ありきたりのなっているので、やや新鮮でした。
スクリーンで観てね~
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示エド・シーランのドライブもよくラジオでかかってますね
(最初はレニー・クラヴィッツかと思た)
ツェッペリンで始まるのは、期待が持てます!