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私の好きな映画

【映画45周年記念作品】心が軽くなる「映画ドラえもん」からのメッセージ

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025

地球を救うため、天上人やロボットたちと闘ったり、

海底でバーベキューを楽しんだり、白亜紀でカップラーメンを食べたりなどなど

ありとあらゆるSF(すこしふしぎな)世界へ誘ってくれた映画ドラえもんも、今年で45周年

地球上だけでなく、宇宙、さらには銀河まで制覇してきたドラえもんたちが

記念すべき45回目の冒険先として向かったのは、「絵画の世界」

ムンクならぬ、ドラえもんの「叫び」や

フェルメールの「牛乳を注ぐ女」ならぬ、「○○を注ぐジャイアン」など、

新鮮でユニークな、有名絵画モチーフのドラえもんたちにも“ふふふ”となった本作は、

何かに息詰まった時の突破口になってくれるような、優しいメッセージをも込められた作品でした

今回は、大山版ドラえもん(以下旧ドラ)を愛してやまない私が、

ほぼ初めて水田版ドラえもん(以下新ドラ)のオリジナル作品の中で熱狂し、また絵と言えばで欠かせない“あの人”の一言にほろりとした

「映画ドラえもんのび太の絵世界物語」をネタバレなしでご紹介します

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025

映画

「ドラえもんのび太の絵世界物語」
2025年公開 105分
原作:藤子・F・不二雄
監督:寺本幸代
脚本:伊藤公志
声の出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一

 

夏休みの宿題の絵がなかなか進まないのび太の元に、ある1枚の絵画が降ってきた
早速ひみつ道具を使ってその絵の中に入ったのび太たちは、不思議な瞳を持つ少女クレアと出会い
一緒に彼女の故郷であるアートリア公国を探ことに 

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025

🐈迫力満点な悪役をミロ🐾

 

信じられない大きさの牛魔王や、宇宙に心臓がある大魔王デマオンなど

これまでも激強なラスボスが印象的な映画ドラえもんですが、

(個人的にメデューサのビジュアルはダントツで怖い)

本作の悪役もかなりの大迫力

何者なのかよくわからないのも恐ろしいし

その見た目をしっかり裏切らない無双感。

「詰んだ~!!!」と何度も気を揉まれました

そんな謎の大敵に対する、ドラえもんたちの闘いっぷりをぜひご覧あれ

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025

🐈華麗すぎる伏線回収をミロ🐾

 

新ドラになってから、旧ドラファンの自分がずっと感じていたこと

それは、「ドラえもん」の対象年齢が明らかに下がったということでした

これは、あくまでも個人的な感想にすぎませんが、

旧ドラのわくわくしつつもシリアスな面がたまらなく好きだった身としては、

新ドラの絵のタッチ、ポップなギャグや展開から、ライトすぎる印象を

受けてしまっていて、オリジナル作品に関しては、楽しいと感じつつも

どこか物足りなさを感じていました

が!今回の「絵世界物語」は、キッズ向けの印象はなく

大人の私が観ても、結構頭をひねる部分があり

「あそこであぁだったのは、そういうことか!」と

ひとつひとつの伏線回収が気持ちよく

観た後の爽快感と発見の楽しさをたっぷり味わいました

これぞ、ドラベンチャー!

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025

🐈ちりばめられた旧ドラのオマージュをミロ🐾

 

旧ドラファンとして、オリジナル作品を観る際に敏感に反応してしまうのが、

ところどころにちりばめられた旧作のオマージュたち

見つけるだけで、頬とこころが緩みます

今作の脚本を担当された伊藤公志氏は

映画の第一作目である「映画ドラえもんのび太の恐竜」から劇場で全て観てきたという大のドラえもんファンだという事で、

作品を通して、その愛情を存分に味わわせてもらえたような

多幸感たっぷり溢れるあたたかい作品でした

(c)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025

🐈45回目の冒険を、ぜひ映画館でミロ🐾

 

楽しいアドベンチャーでありながらも、その中に詰め込まれた大きなメッセージは

絵がうまくなりたいのび太だけでなく、生きづらさを抱えている人や

ちょっと無理しすぎて苦しくなってしまった人の心を軽くしてくれたり、

本質的なことにフォーカスする大切さを改めて教えてくれる優しい物語

 

絵と言えばで欠かせない“あの人”の一言に、気づけば泣いてました

ぜひ劇場で異次元級にかわいいドラえもんにも悶絶してください

 

「映画ドラえもんのび太の絵世界物語」は、絶賛劇場公開中

 

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