DISCASレビュー

カッツ
2025/10/19 07:40

エイリアン

この映画が公開された当時、コンピュータグラフィックスはまだそれほど発展しておらず、映像の多くはアナログ技術によって作られていた。エイリアンの造形もおそらくCGではなく、実写による特殊メイクや造形技術が用いられていたのだろう。
エイリアンはなかなか姿を現さず、音や光、煙などの演出を巧みに使って、いつ現れるのかという緊張感を高めている。その効果によって、終始ハラハラドキドキが止まらなかった。
主人公が小型宇宙船で脱出し、「これで終わり」と安堵した瞬間、そこからさらに予想外の展開が待ち受けていた。最後まで気を抜けない構成に、映画としての完成度の高さを感じた。
 

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