カニさん

2025/02/07 22:25
YES 記念すべき コーエン兄弟のデビュー作
ブラッド・シンプル 1984
BLOOD SIMPLE

そうです
『ブレードランナー』のキャプテン・ブライアンのナレーションがオープニングです
Meni-o mae-yo.
声ですぐわかります アンドロイドのことを「skin job」って呼んでたおっさんです
「No choice, pal.」言うてたおっさんです
毎年、上司にしたくないランキングで上位に定席を持つ、あの気持ち悪いおっさんです
しつこい

ハードボイルドです
始まりは、若くてきれいなフランシス・マクドーマンドが浮気相手とドライブ。
尾行している車あり(なぜかボロボロのビートル この車って、かの国では、どういう位置付け?)
気が付いて急停止する。
尾行車も停止。ややあって、静かにパス・スルー バイ。

マクドーマンの亭主にビートル・ウォルシュ私立探偵がモーテルでの密会写真をご提示。
と ここまでは、タイトル通りのシンプルな建付けが理解できました。

亭主経営のバーの焼却場で従業員?が、ごみを燃やしていた
遠目のショットで意味深にインサートされてますが、なんか怖いです
この監督の後の作品ですが、『ファーゴ』での死体の処分シーンを彷彿(不必要にでかいピーター・ストーメアの所業)
他には、『ビッグ・リボウスキ』 ぐらいしか見てませんが、この監督の映画に流れる独特な雰囲気が好きです
特に『ファーゴ』。

本作ブラッドシンプルに流れるそれは、まだ、すごく粗削りで、ギラギラしてます
デビュー作ですもんね さもありなん
この後、シンプルな建付け進行に逆らう 暴挙と思い込み と 思い違い あ”ーーー
まあ でも、死ぬるときに、最後に目の当たりにする景色って、どんな景色なんですかねぇ
むなしすぎますねぇ
おまけ

ねっ 若くてきれいでしょ

コメントする
1
件の返信
(新着順)
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示コーエン兄弟は『ビッグ・リボウスキ』と『ノー・カントリー」しか観ていませんが、全編を通して不穏な空気とマヌケな空気が交錯する印象があります。何というか妙な偶然が思いもよらないところへ物語を運んでしまうというか。うまく表現できませんが不思議な魅力を持った監督さんです。
本作は未見ですが記事を拝読して観たくなってきました。多分、DISCASさんにあるだろうからリストインしておきます。