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2025/09/08 21:30

トボー・ザ・グレート2/キャプテン・ファドム

トボー・ザ・グレート2/キャプテン・ファドム

 1957/1955年 アメリカ 劇場未公開

スタッフ 監督:デューク・ゴールドストーン/モーリス・クライン 製作:リチャード・ゴールド

     ストーン 脚本:アーノルド・ベルガード 撮影:マック・ステングラー

キャスト 【トボー・ザ・グレート2】トミー・テレル、アーサー・スペース、ブルース・カウリン

     グ、アラン・レイノルズ、ギャヴィン・ゴードン

     【キャプテン・ファドム】ドン・メゴワン、リチャード・H・カッティング、

     ケネス・トビー

ここで前作のあらましと設定をおさらいすると「過酷な環境下の宇宙開拓を目的に、人間に代わって遠隔操縦されるロボットとして試作された「トーバー」その操縦には一種のESPが必要であり、テレパシーの素質のあるトミー少年の手で動くのだったが、徐々に自らの判断能力を身につけてきたトーバーは、トミーを唯一の友人と認識し彼のピンチに大活躍するのだった」というものです。ある日、太平洋で性能試験中の新型潜水艦が突如謎の力場に牽かれて消息を絶つ。事態を憂慮した軍はトミーの父を通してトーバーに潜水艦の救助を依頼してきた。さっそく「ミサイルの弾頭にトーバーを搭載して遭難地点に打ち上げ」たが、トーバーと別れを惜しむために乗り込んでいたトミー少年もともに打ち上げられてしまうのだった。実は潜水艦は悪の科学者が率いる海賊団が発する力場に引き寄せられていたものであり、無人の潜水艦に乗り込んだトーバーとトミーもともに敵の本拠に引き寄せられるのだった・・・トミーとトーバーの運命や如何に!

【トボー・ザ・グレート2(帰って来たトボー)1957年】
1957年公開の「偉大なるトボー」の続編でTVシリーズのパイロット版として制作された。
少年がロボット・トボーを操縦し悪を倒す内容で、ミサイル、潜水艦、海底シーン等を凝縮した26分間は見ごたえ十分だが、予算の関係でシリーズ化は中止。しかし放送後は好評で本国では「ロボット版名犬ラッシー」と呼ばれた。日本では1960年の実写版「鉄人28号」にも大きな影響を与えた。

【キャプテン・ファドム 1955年】
1956年制作の実写版「キャプテン・ファドム」。TVシリーズのパイロット版だがシリーズ化は中止、その後1965年にアニメ化されシリーズ化、日本でも放送された。1961年公開の「原潜シービュー号」が好評で「海底科学作戦」としてTVシリーズ化され、当時の海底冒険SFの人気がうかがえる。アルゴノーツ号に乗り 活躍するファドム大佐は、その後のSFドラマの主人公に繋がる。往年の「宇宙大作戦」「海底科学作戦」ファンは必見!

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