ストーリー

「ソルジャー」（原題：Soldier、1998年）のサウンドトラックは、ポール・W・S・アンダーソン監督のSFアクション映画を彩るジョエル・マクニーリーによるスコアが特徴。カート・ラッセル演じる超人兵士トッド3465が、遺伝子操作された新兵に取って代わられ、廃棄惑星で新たな人生と戦いに挑む物語を、マクニーリーの音楽が緊張感と情感で表現。「Main Title」は、重厚なオーケストラとシンセで、冷酷な軍事訓練と宇宙の広大さを描き、「The Battle」や「Caine 607」は、アクションシーンを力強いパーカッションとブラスで盛り上げる。トッドの人間性を模索するシーンでは、抑制された弦楽が内面的な葛藤を強調。全体として、映画のSF的スケールと孤独な戦士のドラマを音で体現した一枚だが、単体では一部曲が映画の文脈に依存する印象も。カルト映画のファンやSFアクション愛好家に響くサウンドトラック。