年を越す前にこれだけは観ておきたい衝撃作「ティル:TILL」
こんにちは!
そぜです。
『映画×旅』をキーワードに
国内・海外問わずテーマを決めて
世界中の世界遺産と映画ロケ地を巡るのをライフワークにしています。
さて、もう2023年も残すところ2週間!!
自分にとって2023年はコロナが明けて本格的に映画館復帰元年となった年でした。
まだ映画館にはマスク鑑賞の方もいますが、
それでも劇場に気兼ねなく行けるようになったのは嬉しいですね。
仕事終わりのナイトショーに滑り込んで夕食をポップコーンとビール抱えて幸せに一日を終えたり
休日には家族で行ったり、また妻外出の際の娘とのデート先は大抵映画館でした。
今年は海外出張も復活したので機内映画で一気に見逃した新作をキャッチアップしたり
2023年も映画は自分の生活にとって拠り所の一つだったように思います。
2023年も多くの素晴らしい名作にも出会えたので年末には2023年ランキングを紹介したいと思いますが、その前に心から観ておきたい作品があります。
その作品はコチラ。
ティル
TILL
- 製作年:2022年
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:130分
- 監督:シノニエ・チュクウ
- 製作:ウーピー・ゴールドバーグ
日本では12月15日から公開されましたが
とにかく上映館が少ない。。。
中々鑑賞ハードルは高いのですが、本国アメリカでは公開されるやいなや賞賛の嵐が巻き起こり、
各国の映画祭でもスタンディングオベーション続出、主要60映画祭で86部門ノミネート、
内21部門受賞するなど世界中で一大ムーブメントを起こしているんです。
製作にはウーピー・ゴールドバーグ、そして007シリーズのスタッフらが名を連ねています。
なかでも、主人公メイミー・ティルを演じたダニエル・デッドワイラーは、数々の映画賞で女優賞を総なめに。
映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家96%・オーディエンス97%の
高スコアをたたき出しています。
本作は1955年、ミシシッピ州で起きた「エメット・ティル殺害事件」の実際の出来事に基づいており
14歳の黒人少年エメット・ティルが、飲食店で白人女性に対して「⼝笛を吹いた」
という理由で白人集団に拉致され、激しいリンチを受けて殺され、遺体が川に投げ捨てられる。
息子の変わり果てた姿と対面した母親メイミーは、この陰惨な事件を世に知らしめるため、
ある大胆な行動を起こす。そんな彼女の姿は多くの黒人たちに勇気を与え、アフリカ系アメリカ⼈による公⺠権運動を⼤きく前進させるうねりとなっていく。
丁度本作が本国で公開された2022年に60年以上の時を経て、バイデン大統領が署名し、
人種差別によるリンチ行為を連邦法で憎悪犯罪(ヘイトクライム)と初めて定義した
「エメット・ティル・反リンチ法」が成立されたのも本作を後押ししている。
ストーリーは非常に辛い実話ベースの人種差別映画だが、
アメリカ人種差別問題に変革をもたらした背景には
息子を愛する一人の母親の愛と正義の行動があったことを示す貴重なアメリカ史でもあります。
現時点で日本での上映館は24館と海外の評価の割には少なすぎる印象だが
個人的にはこれを観ずして2023年ベストランキングは結論付けれない
と思うのでなんとか師走&年末の猛攻を華麗にくぐり抜けて観に行こうと思います笑。
このコラムを読んだ皆様が少しでも本作に興味を持って映画館に足を運んでいただけたら嬉しいです(いいねやコメントも嬉しいです)
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投稿を表示こんな映画があることも知りませんでした。映画館の少ない田舎では見るチャンスが無いでしょうが、他の手段が有れば、必ず見たいですね。次も楽しみにしています。
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投稿を表示明日、行ってきます!!
今年観た『キリングオブケネスチェンバレン』も衝撃的で良かったので。
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