DISCASレビュー

『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』（2013）は、新ドラ映画の8作目で、ドラえもんのひみつ道具が集まる未来の博物館を舞台にした冒険物語。のび太たちが、ドラえもんの鈴を盗んだ怪盗DX（声：三ツ矢雄二）を追って博物館へ行き、謎の少年クルト（声：千秋）や館長（声：渡辺哲）と絡みながら、道具の秘密と怪盗の目的を解き明かす。

この作品は、ひみつ道具の魅力が全開で、ポップで軽快なテンポとユーモアが子供から大人まで楽しめる。怪盗DXのスタイリッシュな活躍や、博物館のユニークな道具（「スッキリメガネ」など）の描写が好評で、新ドラらしい鮮やかな作画が映える。ストーリーはシンプルだが、友情やクルトの背景がさりげなく感動的。Perfumeの主題歌「未来のミュージアム」は作品の明るさにぴったり。