映画のまち中州 大洋映画劇場クロニクル 1946-2024
この夏福岡の実家に帰省した際、妹から渡されたのが大洋の歴史を綴ったこちらの冊子(限定1,000部だそうです)。
・ごあいさつ 大洋映画劇場 岡部章蔵
・1999-2024 現在の4スクリーン化&改装後の記録
・1912-1945 中州の映画小史~映画館誕生から終戦まで
・1946-1960 中州の映画小史~復興から全盛期へ
・1946-1952 初代・大洋映画劇場時代
・1952-1959 2代目・大洋映画劇場時代
・1952-1959 現在の大洋映画劇場の建物が完成した1年後、東中洲にマリリン・モンローがやってきた
・1960-1966 2代目・大洋映画劇場時代
・1967-1973
・1974-1980
・1981-1987 大洋映画劇場最大のヒット「E.T.」公開
・1983-1984 大洋映画劇場に映画「E.T.」ファンが殺到した頃
・1988-1994
・1995-2008 シネコン時代の到来と中洲の映画館衰退
・2009-2024 フィルムから完全デジタル上映の時代
・1946-2000 改装を記念して開催したパネル展から
・大洋映画劇場における歴代動員数ランキング
・年間動員数の推移
中州大洋映画劇場
営業期間は1946年4月3日~2024年3月31日。建物の老朽化を理由に、この春78年の歴史に幕を下ろしていました。
私の記憶(と記録)に残っている中で最初に劇場に足を運んだのは、中1の3学期の1975年(49年前!)、作品は「ドラゴンへの道」でした。そして最後にメインの劇場大洋(後の大洋1)で観たのが「E.T.」(1982/11/11)、最後の最後に大洋シネサロン(後の大洋4)で観たのが「若者のすべて -ロッコと兄弟たち-」(1983/3/17)。
15年前に帰省した際に、その変わらぬ佇まいに感慨深かった思い出があるのですが、時代の流れには逆らえず今年閉館。これにより私が1970's~1980'sにお世話になった福岡の映画館全てが消滅したのでした。