DISCASレビュー

『アンダーワールド ビギンズ』（2003）は、レン・ワイズマン監督によるアクション・ホラーで、『アンダーワールド』（2003）の前日譚。12世紀のハンガリーを舞台に、ヴァンパイアの長老ヴィクター（マイケル・シーン）と狼男ルシアン（マイケル・シャノン）の抗争の起源を描く。人間の娘ソニア（ソフィー・リヴ）とルシアンの禁断の愛が、両種族の永遠の戦争の火種に。ゴシックな中世のビジュアル、血みどろのバトル、シリーズのバックストーリーが魅力だが、ストーリーの単純さと歴史的正確性の欠如で賛否両論。ダークファンタジーやシリーズファンにオススメ。