A24最新作『僕らの世界が交わるまで』88分で描かれる親子の物語
『ソーシャル・ネットワーク」』や『ゾンビランド』などの主演で知られる個性派俳優、
ジェシー・アイゼンバーグの初監督作が2024年1月19日より、
TOHOシネマズ シャンテほか全国公開となります。
しかも製作、北米配給は
『ミッドサマー』や、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など、
今最も注目を浴びている映画スタジオA24。
この情報だけでもワクワクしますよね。
この度、試写で一足お先に観させていただいたので、
今回はこちらの作品をネタバレなしでご紹介!
【あらすじ】
DV被害に遭った人々のためのシェルターを運営する母・エヴリンと、
ネットのライブ配信で人気の高校生ジギー。
社会奉仕に身を捧げる母親と、自分のフォロワーのことしか頭にないZ世代の息子は、
いまやお互いのことが分かり合えない。しかし彼らの日常にちょっとした変化が訪れる、、
【キャスト】
出演は、母のエヴリン役に、アカデミー賞やエミー賞に輝く名優、ジュリアン・ムーア。
聖人のような、寛大で献身的な一面と、その真反対のような一面を微妙なバランスで演じている。
真面目過ぎる故に少し怖さまで感じさせる母親がとても印象的でした。
息子のジギー役はフィン・ウォルフハード。
Netflixドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でおなじみの彼ですが、
劇中のYouTubeで歌われるキャッチーで親しみやすい楽曲群の多くは彼が手掛けた自作曲だそう。
撮影現場では、彼に歌詞をサッと提案して、
「これで曲を作ってほしい」と伝えると、
10秒も経たないうちに素晴らしい曲をつくってくれたそう。
ストーリーだけでなく、そんなところもぜひ注目してほしい。
【見どころ】
88分という短さの中に、人生を生きる上で大切なヒントが詰まっている。
「どうして自分の事を理解してくれないんだろう?」
社会的には成功し、評価されているのに、一番身近なところでは分かり合えず、
日々の生活や現実では評価されない苦しみや、葛藤。
それはきっと、この現代に生きるわたしたちにも当てはまる部分があるのではないだろうか?
見ていてきっと、うんうんと頷いてしまうはず。
不器用なコミュニケーションのせいでちぐはぐにすれ違う家族だが、
悩みながらも、少しずつ自分を見つめ直し、
ほんの少しの考え方を変えるだけで、世界は違って見えるはず。
お互いのありのままを受け入れることの大切さを教えてくれる、ヒューマンドラマです。
きっと誰もが身近に感じるテーマに、とても考えさせられるのではないだろうか?
観た後には、ほっと心が温まり、誰かと話し合いたくなるような作品です。
『僕らの世界が交わるまで』
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2024年1月19日(金)より、
TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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配給:カルチュア・パブリッシャーズ