DISCASレビュー

ケイブ・イン

　2003年　アメリカ、ニュージーランド

スタッフ

監督：レックス・ピアノ　脚本：ピーター・サリヴァン
製作：デイル・Ｇ・ブラッドレー／グラント・ブラッドレー／ジョゼフ・フィトヤス
キャスト

ミミ・ロジャース、テッド・シャッケルフォード、ブルース・オールプレス、

ポール・ギティンズ、ジョン・ブレイジャー　ほか

アメリカ中部の炭坑の町で、ある日、掘削中の坑道から地下水が噴出する。洪水のように押し寄せる地下水は、地底９０メートルの暗黒の坑道に４名の鉱夫を閉じ込める。４人は肩ほどにまで浸水した坑内を出口を求めて彷徨うが・・・。一方、地上では4人を救出すべく、救助用の穴を掘り始める。しかし、その穴が開通すると同時にメタン爆発が発生し、通機構を登っていた4人の1人が濁流の中に落下していった。

言うまでもなく鉱山で働くのは命がけ、だから何かあったら命がけで仲間を助ける。それが自分に返ってくるのだから。

そんな独特の家族的職場を、事故を通して丹念に描いている。男社会に女性の監督者という設定も、
家族的な職場を表現する大きな役割を担うと言う随分と真面目な作品。この映画は炭鉱モノならではの家族愛を描いている。戦争モノと違った汗くさーい漢の物語を見たければ是非おすすめの映画。