DISCASレビュー

カッツ
2025/11/12 07:25

ビッグウェンズデー

1978年制作、ジャン=マイケル・ヴィンセント主演、サーフィンを通して三人の若者の友情と成長を描いた、アメリカの青春映画である。舞台は1960年代のカリフォルニア。戦争や社会の変化を背景に、彼らの人生が波のように揺れ動く様子が描かれている。

公開当時に観たときは、サーフィンの楽しさ、ダイナミックさ、そして海の美しさが鮮烈に伝わってきて、まさに“青春の輝き”を感じる作品だった。波に挑む姿は、若者たちの自由と情熱の象徴のように映った。しかし、今改めて見直してみると、映像の古さや演出のテンポに時代を感じてしまう。映像技術が進化した現代の目で見ると、どうしても色褪せた印象を受ける部分もある。それでも、当時の空気感やファッション、音楽などには、今では得がたいノスタルジーが詰まっており、青春映画としての魅力は健在である。

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