トップ > DISCASレビュー > 花へんろ ~風の昭和日記~ 第三章 カッツ 2026/01/06 08:22 花へんろ ~風の昭和日記~ 第三章 昭和15年8月。静子の子・震一は、周囲の心配をよそに健やかに成長していた。そんな折、富屋では句会が開かれ、招かれた俳人・種田山頭火が訪れる。山頭火は静子の着物に目を留め、それが若くして自死した母の着物と同じ柄だと語り、旅の道連れのように持ち歩いている母の位牌を静かに取り出す。 山頭火の孤独と静子の人生がふと交差するこの場面には、昭和という時代の影と、遍路道に生きる人々の哀しみと優しさが滲んでいる。震一の成長の明るさと、山頭火の抱える深い孤独が対照的で、物語に静かな余韻を与える章だった。 いいね 共有する 共有する X facebook LINE リンクをコピー コメントする 0 件の返信 (新着順)