DISCASレビュー

かいじゅうたちのいるところ / サントラ (Where the Wild Things Are, 2009)

カレン・Oとキッズが荒野で叫ぶ、永遠の子供の夜。

荒々しいコーラスとアコースティックが、角と牙の王国を駆け巡る全14曲約44分。

「Heads Up」の原始ドラム、「Worried Shoes」の優しい子守唄、「Animal」の獣たちの咆哮。

マックスの涙が雪に落ちる瞬間、すべてが音楽に変わる。

2009年秋、世界がもう一度「かいじゅう」になった。

ヘッドフォンで聴くと、誰の胸にもまだ角が生えてるのがわかる。

永遠の子供たちの、荒々しくて優しい咆哮。