村松健太郎
2024/02/13 16:52
具現化された不安を巡る旅『ボーはおそれている』
『ヘレディタリー/継承』、『ミッドサマー』のアリ・アスター監督の最新作で主演が『ジョーカー』、『ナポレオン』のホアキン・フェニックスということで、大変そうだと分かっていても見ないわけにはいかない一本。
結果、母の急な死を受けて里帰りをしようとする男の”不安”をそのまま具現化したような映画となっていました。
3時間に渡って”人の心の中にある不安”を見続けるのはかなり疲れましたが、一見の価値はあります。
異色のアニメーション『オオカミの家』のクリエイターコンビのホアキン・コシーニャとクリストバル・レオンが加わったアニメーションパートが巧いアクセントになっていたと思います。
ここまでホラー映画を連作してきたアリ・アスター監督はここへ来てブラックファンタジーという新しいジャンルに舵を切ってきました。この次は果たしてどのようなジャンルを切り拓くのでしょうか?
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