DISCASレビュー

映画『近未来戦争 オメガ帝国の崩壊』（1983年、セシリオ・アルフォンソ・ゲイ監督、ロバート・ギンティ主演、原題：Warrior of the Lost World）は、核戦争後のディストピアを舞台にしたB級SFアクション。孤高のライダー（ギンティ）が、圧政を敷く支配者プロッサー（ドナルド・プレザンス）に立ち向かう。武器搭載のAIバイク「スーパーバイク」と反乱軍「賢者」のメンバー（フレッド・ウィリアムソンら）と共に、教授の娘（パーシス・カンバッタ）を救い、帝国崩壊を目指す。カースタントや銃撃戦、爆発シーンは低予算ながら迫力あるが、チープな特撮や突飛な展開、説明不足の脚本が目立つ。プレザンスのヒトラー風の演技が強烈だが、ストーリーの雑さが際立つ。