DISCASレビュー

『ヘルレイザー』（1987）は、クライヴ・バーカー監督によるホラー映画で、彼の小説「ヘルバウンド・ハート」を原作としたカルトクラシック。フランク（ショーン・チャップマン）が謎の立方体パズル「ルマルシャンの箱」を解き、快楽と苦痛を司るセノバイトとピンヘッド（ダグ・ブラッドリー）を召喚。姪のキルスティ（アシュリー・ローレンス）と義姉ジュリア（クレア・ヒギンズ）が血みどろの恐怖に巻き込まれる。ゴシックで倒錯的な雰囲気、セノバイトの不気味なデザイン、ボディホラーの過激さが魅力。低予算ながらビジュアルとテーマ性が強烈で、ホラー史に残る一作。カルトホラーやバーカー作品好きに強くオススメ。