こんにちは☺︎映画・カフェ巡り好きの看護師おしずです！

看護師ならではの視点で、映画を語ります♪

けれども堅苦しくなく、
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ワーナー・ブラザーズさんにご招待いただき、一足早く、本作を観せていただきました。

実に完成度が高い作品。見事に『ジョーカー』の新しい概念を創り上げた。私は初めてジョーカーを知ったのは、ジャックニコルソン扮するジョーカー。いい意味でとち狂っていて、おどけながら悪事をはたらき、手のつけようのない悪者だ。インパクト大であり、子どもの頃に観たら絶対夢に出てくるであろう人物笑。

前作『ジョーカー』はジョーカーの背景に迫った作品となっている。初めて知ったジョーカーの幼少期。そして今に繋がっている猜疑心、恐怖、妬み、憎悪。今まで観てきた元来のジョーカーを深掘りする形となっており、ジョーカーをただのヴィランとして捉えるのではなく、人間味のある姿に親近感さえも湧いてしまう。いわば、ジョーカーではなく、アーサーに目を向ける作品だった。

そして前作からの続きとなっている今作。今作は、『ジョーカー』に振り切ってしまったため、元来のジョーカーを期待していた層にはウケなかったのだろう。賛否両論があっても仕方がない、というのが正直な感想だ。私は、今作の中に元来のジョーカーを見出そうとしていたのだ。しかし、それは間違いであった。私としたら賛も否どちらでもない。前述したように今作は、ジョーカーの新しい概念を作り出しているのだから。今までの作品と違えど、作品としては完璧！一旦元来のバッドマン＆ジョーカーのイメージから切り離して観るのをおすすめする。

ジョーカーは病気なのか。それともこれが本来の彼の姿なのか。もはやジョーカーと呼べば良いのかアーサーと呼べば良いのかわからなくなる。

病気だと判断されれば死刑を免れることができる。しかし、それは本来の彼の姿なのか。『ジョーカー』に覚醒し、彼は初めて人から認められ求められ自分を満たすことができた。犯罪ではあるが、彼が自由になり、開放され、微塵も動じることなく佇んでいる姿は、輝かしいとさえ肯定的に捉えてしまう。もはやアーサーの方が彼の裏の人格なのではないかとさえも思ってしまう。

ジョーカーを覚醒させるリーはキーパーソン。親が医者で精神科を専攻しているとは「ハーレクイン」を連想してしまう。そんなリーに躍らされるアーサー。ジョーカーの弱みにつけ込んでくる姿はまさしくマインドコントロールそのもので恐怖を覚える。しかし、リーのおかげで、アーサーは本来人間に備わっている感情が湧き出てきた。その証拠に辛い状況でも高笑いすることがなくなっている。二人の関係は歪だが、健康な感情を持ち合わせている姿は微笑ましくも見える。

自分がジョーカーで居続ける重圧に耐えられなくなったジョーカー（ここはアーサーだった？）最後まで本来の自分でいられない境遇に虚しさだけが残る。彼の人生はなんだったのか？人を笑わせ、励まし、支えになりたいという彼に本来備わっている優しさはどうしてこうも無惨にぐしゃぐしゃに潰されてしまうのか…。虚無感だけが残る。

みなさんはジョーカー/アーサーにどのような感情を持ち、この映画をどのように解釈しますか？

Instagramにて『恋も仕事も頑張る30代女子のための映画紹介』を投稿しています❤︎

是非是非遊びにいらしてください🌹 ✧︎