『サスカッチ・サンセット』は、セリフ一切なしで北米の森に暮らす4頭のサスカッチ(ビッグフット)家族の1年を描いた異色作。アリ・アスター製作総指揮、ゼルナー兄弟監督。ジェシー・アイゼンバーグとライリー・キーオが毛むくじゃらの姿で本能的な日常を体現し、食欲・性欲・排泄から生と死までをグロテスクにコミカルに表現。美しい自然映像と幻想的な音楽が印象的だが、繰り返しの多さと過激な描写で退屈や不快を感じる人も。環境破壊や人間との対比を思わせるシュールな実験映画で、好き嫌い激しく分かれる一作。奇抜な体験を求める人向け。