ハラドキ イチバン 決定版 b---y ヒッチコック大先生!
裏窓 (1954)
REAR WINDOW

舞台のニューヨークに合わせて、ビッグバンドのジャズのような音楽から軽快に始まるこの映画
冒頭のお色気シーンのちりばめはプロデューサーからの指示か?って製作もヒッチコックかぁー
つかみはO.K.的なショットも、 いまとなっては「いらんことせんでえーのに」

介護に来るおばちゃんは、山岡久乃を思い起こさせる(TBSドラマ『ありがとう』1971~1972 看護婦編の婦長さん?役とか)
誰の介護かというと、主人公のカメラマン ジェームス・スチュアート 自動車レースの撮影でクラッシュのとばっちりを受け、足の骨を折ったから。その説明はセリフや再現シーンじゃなくて、彼の撮った写真のフォトフレームでシャラッとDONE (うまい)

ニューヨークのアパートで裏窓から見える対面のアパートで起こる悲喜こもごもを眺める車いす暮らしを余儀なく
そんでもって、週一でブロンドで背中ぱっくりのガールフレンドが見舞いに訪ねてくるっちゅう羨ましい境遇
グレース・ケリーって、クールビューティかと思いきや、なんか
ふくよかさ と 温かさも兼ね備えているべっぴんさん。たまにおてんばぶりも発揮!

定本 ヒッチコック 映画術 トリュフォー という本があります
フランソワ・トリュフォー(T)によるアルフレッド・ヒッチコック(H)へのインタビューなのですが

その217ページから何ページかが、この『裏窓』について割かれています
H「一本の映画をまるまるひとりの人間の視点から撮ってみる」とか
H「映像のサイズの選択はつねにドラマチックな効果とエモーションに対応していなければならない」とか
T「ジェームス・スチュアートが裏窓から見る情景は、グロテスクでおぞましい人間たちの悲惨さではなく、人間の弱さのイメージ」とか
金言、名回答がぞろぞろ
本編を観ながら答え合わせが出来ますさかい、めっちゃエンターテインメントになりますねん

本はチョットお高いんで図書館でどうぞ
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投稿を表示相変わらずの雰囲気を再現した文章ですね。本作は大分前に観たっきりなのに映像が甦ってくるようです。
確か、犯人がジェームズ・スチュアートが自分の正体に気づいたと知って電話をかけておいて彼が受話器を取ると、そのままで彼を殺しに来るんでしたよね。今はそうじゃないみたいですけど、この頃の電話ってかけた方が受話器を置かないと切れなかったのを逆用して警察への通報をさせないようにしたと記憶してるんですけど、そうでしたっけ?
「定本 ヒッチコック 映画術 トリュフォー」については存在だけは知ってましたが、どうもトリュフォーがおっかなくって、未だに現物を探したことすらありません。ヒッチコックが覗き趣味なのは映像が証明しておりますね。本作など、その筆頭でしょう。
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投稿を表示この本は読みたいと思って図書館で借りましたが、
読まずに返却・・・
トリフォーはヒッチコック、ハワードホークスなどの
娯楽映画の監督を評価してくれました。
ヒッチコックの視点は変態と天才の紙一重。
寺山修司が夫婦の観察のために、覗きでつかまりました。
ヒッチコックはどうだったんでしょう?