DISCASレビュー

k.a
2025/08/23 21:53

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2012年、英国・カナダ・スウェーデン、原題:The Woman in Black)は、ジェームズ・ワトキンス監督によるゴシックホラー映画。スーザン・ヒルの小説を基に、1910年代のイギリスを舞台に、若手弁護士アーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)が、孤立した村イール・マーシュの亡魂「黒衣の女」の呪いを解くため、死者の館で恐怖に直面する物語。ラドクリフのハリー・ポッター後初の主演作として注目され、抑えた演技が哀愁を帯びた役にマッチ。霧深い湿地の雰囲気や、黒衣の女の不気味な出現(窓や鏡)が古典的ホラーの緊張感を高める。ハマー・フィルムズ復活作らしいゴシックな美学が魅力だが、ストーリーの単純さや結末の曖昧さが賛否。

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