DISCASレビュー

デッドコースター

　2003年　アメリカ　劇場公開：2003年7月5日

スタッフ　監督：デビッド・R・エリス　脚本：J・マッキー・グルーバー、エリック・ブレス

　　　　　原作：ジェフリー・レディック　製作：クレイグ・ペリ、ウォーレン・ザイド

キャスト　アリ・ラーター、A・J・クック、マイケル・ランデス、テレンス・“T・C”・カーソン、　　

　　　　　トニー・トッド、ジョナサン・チェリー、キーガン・コナー・トレイシー　ほか

変えることのできない死の運命に襲われていく若者たちを描いたショッキング・ホラー「ファイナル・デスティネーション」の続編。

180便の事故から1年後。友人達と海に遊びに行くため、車を運転していたキンバリーは、これから乗る高速道路で大規模な玉突き事故が発生し、自分達を含めた大勢の人間が死亡する白昼夢を見る。 夢から醒めたキンバリーは、現実が白昼夢の通りに進行している事に気づき、自分の車で高速道路の入り口を塞ぎ、後続車を含め事故に巻き込まれるのを防ごうとする。そして白昼夢通りに大事故は起こり、同乗していた友人達を始め多くの死亡者が出たが、夢の中で死ぬ運命だったキンバリーは警官に降ろされたことが幸運となり生き延び、そして死ぬ運命にあった他の8人も事故に巻き込まれる事なく生き残った。

ホラー映画好きなら、よく知っているだろうこのタイトル。
冒頭のハイウェイでの玉突き事故、そして生き残ったヒロインが何とか試行錯誤の上、死神の手を逃れたと安堵したとき、また死の連鎖が始まる、恐怖は終わっていなかったのだ。と、いう一種の不条理感の連鎖が、観終わったあと一人の時間を軽い恐怖を楽しむ時間になる、シリーズの中でも１、２を争ういい作品だと思う。