DISCASレビュー

k.a
2025/07/21 09:55

ぼくの家族と祖国の戦争

映画『ぼくの家族と祖国の戦争』(2024年、アンダース・ウォルター監督、ピルー・アスベック主演、原題:Before It Ends)は、第二次世界大戦末期の1945年4月、ナチス占領下のデンマークを舞台にした実話ベースのヒューマンドラマ。市民大学学長ヤコブは、ドイツ軍から敗戦間近のドイツ難民500人以上を学校に受け入れるよう命じられる。妻リスや息子セアン(ラッセ・ピーター・ラーセン)と協力し、飢えや感染症に苦しむ難民を救おうとするが、同胞から「裏切り者」と非難される葛藤に直面。セアンは難民の少女ギセラとの交流を通じて人間性を見出す。ピルー・アスベックの重厚な演技と、少年の視点が織りなす心揺さぶる物語が魅力。

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